世界一難解なカントの『純粋理性批判』が1番言いたかったことを解説
カントの言いたかったこと。
それは、人間は、時間や空間を使わないと対象の物(リンゴとか)を認識できない、イメージできへん、ということ
たとえば、時間の概念がない場合↓
過去、現在、未来のどこにもないリンゴを想定することはできない。
また、空間の概念がない場合↓
どこにも存在しないリンゴは想像すらできない
つまり、人間は空間や時間といったメガネをかけてないと何もできないのだ。しかしそのメガネは産まれ時から付いてて外すことができないから、そんなメガネが存在することに気づかない。
これは全人類に当てはまるので、先進国の人でも密林の原始人でもホモサピエンスである以上は当てはまる。ウホウホ言ってても使うカテゴリー(メガネ)は同じなのだ。
こういった全人類に共通してるものが人間には見出せるから、人類共通の真理も(善悪や神)存在するのでは?とカントは考えたのだ。
しかし、火星人も同じカテゴリーを使ってるかは分かりません。つまり、火星人は空間や時間を使わずに物を認識できる可能性あるのだ。
こんなことは誰も想像すらできないだろう。
だから先駆者のカントはすごいのだ。
ちなみに、カントの言う、モノ自体を認識できないってどういうことか?
これは、空間や時間に変換する前のメガネを外した状態のハダカのモノの本当の姿は認識できないよってこと。
だから、モノ自体は認識できないのだから、無駄な議論はやめてメガネをかけた後の世界について議論しよう、ともちかけたのだ。(誰に?)
ついでに、これは、極端な相対主義者(みんなそれぞれだよね、本当の正義なんてないんだよ派閥)に対して強い反論になるかも。
これらが純粋理性批判のカテゴリーについての核心であると思う、たぶん。間違ってたらスマソ。
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