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精神科を頼ったその後

前回、自分で自分をどうしようもできなくなり、精神科を頼ったことまでを綴りました。不思議と書いていると冷静になれるものですね。


薬をもらえたこと

前回綴りましたが、「適応障害」「中程度のうつ病」と言われて「まさか自分がなるなんて…」という絶妙なショックと、どうしても自分の中でぬぐえなかったここ1年ちょっとのいろんな違和感に腹落ちしたのとで正直複雑な気持ちになりました。

でもどれだけ精神科の先生の前で取り乱しても、言葉に詰まっても、「ここに来る方はもっと大変な方もいますし、変な表現だけど私たちにとってはこれが日常茶飯事ですからウサギさん心配しなくて大丈夫ですよ。」と言われて孤独じゃないし、変なことでもないと思えました💦
(それにしてもこんな私みたいな状態の人が日々やってくる精神科…勤めている方は本当にタフな方なんだなと思います。)

薬を処方してもらうと、良く寝れたのですが、効きすぎなのではないかというくらい、最初は薬になれず昼間も頭の奥がズーンと思いし、眠いし、ふらふらするし、、逆に大丈夫なのかな?と心配になりました💦
そして、不安や変な恐怖を感じなくなるのと同時に、嬉しいとか楽しいとかの感情も無になっている気がしてなんだか常にぼーっとしているような…心も表情も「無」になっている気がしてそれにもどうしたらよいのか戸惑いました💦

後日先生に相談すると「何も考えないことが今一番大事で、そのための薬なのでそれでいいんです。」ときっぱり言われ、「わ、わかりました…」の一言でした(苦笑)
飲み始めて少しは身体が慣れるのか、今は上手く自分で意識というか、心も身体も慣れてきている気がします。

家族に打ち明けたこと

離れて暮らす両親とは用事がない限り連絡を取らないのですが、母とは仲が良く、たわいもない連絡を取り合う間柄。
たまたま何も連絡せずに過ごしてましたが、家族ライン(家族全員のグループライン)がいろいろホットな話題があり活発になった時に、あまりにも私が無反応で、ノーリアクションなことに違和感を抱かれていました💦

もう、いよいよ、無視できず、どうにか何かリアクションしないといけないタイミングがあり、でもその時もとても連絡できる心境ではなく、とりあえず母にだけ「しんどくて何も考えられてないこと」「精神科に行ったこと」「会社辞めるかも」とだけ伝えました。。。

心配されましたし、いい歳してこんな心配かけるなんて情けないな…とも思いましたが、本当に、まさか自分が…っていうこと、あるんですね。
以降、話せる範囲で自分の気持ちや周りでのことを連絡するようになりました。

上司に打ち明けたこと

年度初めのタイミングでもあり、直属の上司から評価を通知される面談や、今後のキャリア希望を提出する機会があったのですが、いろいろ限界だった私は「退職希望」とだけキャリア希望に書いて提出したので、上司をとても驚かせてしまいました…。
その時には、どう人に伝えたらいいかわからず、こんな状況になってしまった自分の弱さが情けなくて、もう辞めるしかない。1回リセットできないかな。そんな気持ちから今の会社に拘る必要はないのでは?という思考でした。

(これは変な風に捉えてもらいたくないのですが)有難いことに、私は大企業と呼ばれる会社で働くことができていて、勤務体系や福利厚生、周囲のメンバーは優秀な方ばかり、とても恵まれた環境だと自覚しています。でもだからこそ、最初は慣れない東京という環境に緊張し気を張ってしまい、そんな(世間一般的にはいい会社と言ってもらえる)会社に勤めているのに、私はこんなでいいんだろうか…と自信も自己肯定感も自己評価もどんどんなくなり、だんだん様子がおかしくなって元気がなくなってしまいました。

こんな正直な気持ちを上司は真摯に否定せず聞いてくれ、自分で自分をどうしようもできなくなり精神科にかかったこと、いろいろ考えたけどもう辞めるしかないという気持ちに至りました…と伝えた次第です。
上司からは自己評価が低いなぁとは感じていたけど、ウサギさんが頑張っていることはちゃんと見ている人がいるし、何も心配することはないんだよ。
その自己肯定感の低さや自信の無さは傍から見ていて全然心配することではないのだけど、ウサギさんのどこからきているんだろうね。と一緒に考えてくれましたし、どうしたらウサギが安心できるか、不安を感じずに自分らしくいられるかを考えてくれました。(涙)

そして本当に無理をする必要はない。頑張って元気になろうとする必要もない、ゆっくりでいいからと。心が元気であることが一番だから。と理解してくれました。すごくすごく安心できました。
業務内容から担当までいろんな選択肢を考えて下さり、言葉だけでなく真剣に、一人のメンバーとしてちゃんと考えてもらえていると感じられてすごく安心できました。そしてまた今度はうれし涙が流れました。

壁や苦しみにぶつかった時、自分だけではどうにもできないことがある。その時に勇気を出して周りにヘルプを出すこと。
長女気質の私にはそれが強みでもあり弱みでもあることを思い知りました。
性格上、上手く人に当たったり、ものに当たったりして発散できないこともストレスコントロールできでない原因なのでしょうか。
(そもそもあんまりストレスを感じない人間だと自負していたところはあります…)

またしても長々書いてしまいました。
もし読んで下さった方がいらっしゃるのだとしたら有難うございます。

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