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街の気概を感じる。コペンハーゲン旅行3日目

2019年の秋に、デンマークの都市が見たくて旅行に行ってきました。

今回は3日目を振り返っていきたいと思います。だらだらしてたら2020年になってしまいました。急がなくては。


〈3日目のラインナップ〉
キングスガーデンを通って散歩→オスターポート駅周辺散策→デンマークデザインミュージアム→ランチ→ホルメン教会→クリスチャンスボー城→旧証券取引所→デンマークユダヤ博物館→デンマーク建築センター→cirkelbroen→Havnebadet→マガジンに戻る→ILLUM→ディナー

3日目はすごく歩き回りました。スマホ内臓の万歩計みたらなんと4万歩。ちなみに、これを書いている今日は家から1歩も出ておらず、64歩でした。



ホテルの最寄駅はノアポート駅なのですが、せっかくなので近くのオスターポートも見てみたい!と思い、キングスガーデンを経由しつつオスターポート駅に向かいました。


emmerysっていうコペンハーゲンのチェーン店的なパン屋さんに。

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なるべくいろんな道を通りながらオスターポート駅に向かいます。すごく寒いのに自転車使っている人たくさんいました。パンツ率高めでシンプルなコーデの人が多かった印象です。

そういえばピンヒールの人って全然見なかったな。石畳だからなのか、自転車乗るからなのか、なんなんでしょう。


そうこうしている間にキングスガーデンに到着。

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すごい!壮大!!赤毛のアンに出てきそうな並木道で、1人だったのにうわああって声出してしまいました。

この日曇りだったので写真イマイチかなあ。この庭園の美しさ!

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スペクタクルみたいですごい。ここずっとウロウロ歩き回っちゃいました。

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見てください!!スペクタクル(違います)の端にはカーブに沿ったベンチが!!!ねえ!なんでカーブにベンチ置こうと思うの!ねえ!なんでカーブに沿ったベンチを作るの!!好きだ!!!

こんなかんじでキングスガーデンを駆け回って抜けると、カラフルな建物が目に入ってきます。コルビュジエのユニテダビタシオンみたいです!(違)

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こんなかんじでカラフルな建物も多いですね、コペンハーゲン。伝統的な建物と近代的な建物と、どちらも色の使い方がうまいなあ。

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伝統的な建物のこちらも超カラフル!!え?おとぎの国ですか?

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しかも普通の住宅にこんな飾りが!!ああなんてこと。ここに花を置こうと思ったのはどなたですか。センスがすごいですね真似したいです。部屋でやろうかな。

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はいこちらもカラフル。はあああ!って声出しながらウロウロしまくってました。

そして有名スポットのこちら!

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日本の建物も素敵なもの多いですがこの色の多さは日本にないもので、すごくうらやましいです。

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こちらの協会は礼拝中でした。またうろうろして写真撮って、ウロウロしてっていう。

なんでこんなうろうろしてたんだろ?

そして歩いているうちにオスターポート駅着きました!ホテルの中の照明が大胆でパシャリ。

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駅の向かい側のホテルなんですけど、今回のホテルの候補地でもありました!

そしてさっきの住宅地の方に戻っていくと、またもやオシャレすぎる住居があります。デンマークって賃貸が多いらしいですね、壁に自由に穴開けていいルールとかあるのかな?日本の賃貸より自由度高そうな感じします。

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これほんとうに映画のワンシーンみたいな外観じゃないですか?


その近くの教会です!彼ら5人どなたですかね。

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1番右は洗礼者ヨハネかな?わかる方いたら教えてください。アトリビュート勉強したのにこの有様ですね!まだ私にはむずかしいのかな?

そしてこんなにウロウロしていた理由はデンマークデザインミュージアムの開場時間にならないからでしたー!やっと開いたぞ!

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入るとすぐにバウハウスのオブジェ的なものを発見。

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チケットと右の黄色いブロックが似ていたので思わずパシャリ。

ほんとうにたくさんのデザインがあって、父親の好きなヤコブセンの説明も発見。

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こんなかんじでたくさんのデザインがみちみちに詰められています。個人的には青い色で点線というか縫い目みたいなイラストの書いてあるお皿が可愛すぎて忘れられないんですけど、忘れられないと言いつつ名前を忘れてしまいました。なんだったかな。ロイヤルコペンハーゲンではないです!

ロイヤルコペンハーゲンも欲しいですが!

そしてこちらはポスターがズラーっと並んでいるエリア。

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富山市美術館でもこういうの見たんですけどなんですかね、英語表記なだけで現実感から逃れて「作品」という印象がアップする気がします。

そんなデンマークデザインミュージアムを抜け出していそいそと次の場所に向かいます。

途中で自転車をパシャ。グリーンも可愛いですがその後ろのカゴがめちゃかわいい。自分で組み合わせたのかなあなんて考えながらニヤニヤしてしまいます。

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私が向かったのはランチのお店。デンマークデザインミュージアムに行く前に見つけて、「お昼は絶対ここにしよう!」と決めていたんです。

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このキラキラした華やかな空間にもううっとり。個人経営っぽいのにこんな素敵な装飾できるなんてセンスに尊敬しかないです。ああかわいい。

1人なのでこちらの席に通されます。えーかわいい。

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よく見るとテーブルクロスが2枚重ねて敷かれているんですよ。グリーンの無地のクロスの上からレースのクロス。

いま家でランチョンマット集めるのにハマっているので、これは絶対に真似案件だなと思いながら写真を撮ってきました。


お昼を食べたらまた歩きます。コペンハーゲン滞在中1日3万歩歩いていましたすごくないですか?いい運動です。石畳はちょっときついけど(笑)

こちらは鍵を忘れて部屋から投げてもらっている様子(笑)

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一瞬撮影か!?と間違えるところでした。その横で男性が赤ちゃんのベビーカーを運転しているのもグッときます。

いまは正直、結婚願望も子どもほしい願望も皆無なんですが思わずほっこりするシーンでした。


そこからまた歩き始めるとすぐに、私の大好きなテラス席。

人間目線の半地下+テラス席は罪深すぎでは!?素敵すぎてクラクラしてしまう。。。

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こちらも半地下+テラス席の罪な組み合わせ。突出看板までもが可愛いし統一感もあって素敵だ。ブランケットかけてあるところに気遣いを感じます。

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そしてこちらの下の写真。私の注目ポイントは、

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やっぱりテラス席です!

3、4、5階にはバルコニーがあって、そこにはまた思い思いのテーブルと椅子が置かれています!!しかもただポンッと置いてあるだけではなくて、ちゃんとそこを心地よい空間にしようという気概みたいなものが自然に宿っている感じがしませんか?

朝はやく起きてテラス席で朝食をとりたい…!!


みたいな妄想を膨らませながらわくわく歩いていたら、こんな素敵な場面を目撃してしまうことになるのです。

ここは都心というか中心部の端っこにあるお店なのですが、やっぱりみんなテラス席に座るんです。なんでですか?

ちょっと語らうためにドリンク用意して腰掛けて語り合う。最高なシチュエーションです。私もやりたい!コペンハーゲンの人は寒さに強いのかな?


そもそもまずその前にお店の外観も素敵じゃないですか?唯一無二の店舗です。日本の商業施設の中の1店舗、中に入ってみたくはならないような道の途中の1店舗とは違う次元です。


お店の経営を、お店の外観から自分の表現だと言わんばかりに楽しんでいそうな感じがします。

窓には扉を設置して、色はグリーンで、文字も入れておきましょう。

この壁に合う椅子はどんなものかしら…みたいに楽しんでいる姿が浮かんできます。空想ですが。

わたしも人生をもっともっと楽しみたい。

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そんなナイスなお店とお兄さんたちを眺めていたら、上の空いている部屋には

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「COMING SOON?」の張り紙が。めちゃくちゃ可愛くて遊び心がある!!!と涙目になったのでした。

至る所で人生を楽しんでいる証拠が出てきてもう感無量!といった旅行です。

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感動しつつ歩みを進めていくとここにも教会が。当たり前ですが、教会が多い!素敵!建築の様式とか詳しかったらもっと楽しかったんだろうなあなどと思いました。


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ヨーロッパといえば石畳ですよね。6日間の旅行でほぼ毎日3万歩ほど歩いていたので最終日は膝が終わってました。。。

ヒールとか履けない…と思っていたけれど、意外と履いている方いて自分の足腰の弱さを感じました。

そんなことを考えている間にクリスチャンスボー城ですよ!!!ああ!!運河に囲まれたバロック様式のお城です!今は国会議事堂とか迎賓館として使われているらしいです。いいな、お呼ばれしてみたい。

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あまりに荘厳で崇高すぎて1枚の写真に収めるのが難しかったです。

写真下に映っている人(というか銅像)、誰やねんと思って調べたら、クリスチャン9世だそうです。

彼は娘たちをヨーロッパ諸国の王家に嫁がせたことで「ヨーロッパの義父」と呼ばれていたそうです!ほへーそうなんだ。


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ここは元証券取引所だったそうなんです。こんな荘厳な場所で!!

ただ荘厳なだけでは終わらせないのがデンマーク。ここから向かうのは、王立図書館の方です。

見えてきました。現代的な建築だってデンマークにはお手の物。ここもかなり有名な建築だそうです。デンマーク建築センターにも写真が掲載されていました。

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そんなBLOXを通りすぎ、向かったのはデンマークユダヤ博物館。

ただここで迷子になりました(笑)とりあえずいろんなところをふらふらと歩いていくと、こんな素敵な場所に!!しかもこの後ろにも大きな庭園が広がっているんですよ!!!ここは本当に感動してしまいました。物語に出てきそうな場所だったんです。。(しかもちゃんとベンチがあった)

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これです!この下の写真!この庭園が広がっていたんです!!

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デンマーク住んでたらわたし絶対ここに本読むために来ます。

感動しながら歩み続けると、なんだかんだありました。デンマークユダヤ博物館。結構重々しい感じの外観です。

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しかも扉も重いんです。ここは博物館の内装が、ナチスに追いやられている時の不安や焦りを表現している珍しい内装とのこと。

いざ、出陣。

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本当にぐらぐらしそうになるくらいの歪みを表現した内装です。

ここだけじゃなくて館内全てこんな感じ。

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デンマークは第二次世界大戦が終わるまでナチスに支配されていました。

ただ、「ナチスとユダヤ」「ナチスと同性愛」については勉強したことがあるのですが、まだ「ナチスとデンマーク」の関係についてはそこまで詳しくありません。ここの博物館のことをもっと知るためにもこれから勉強していこうとおもいます。

ユダヤ博物館を出て向かったのはみなさんお待ちかねのデンマーク建築センターです。

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紹介されている建築物のうち何個見ることができたのかチェックしたり、建築と建築の位置関係をチェックしたり、どこの地域に現代的な建築が密集しているのか調べたり…と大忙しの時間でした。

実際この目で見て来たものがたくさんあって湧いた〜と思いながらとった写真です(笑)

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まだ見ていない建築で、しかもここの近くにある建築を発見したので向かうことに。

向かっている最中ふと右を向くと、船の上で座っておやつを食べているお兄さん。優雅ですね〜平日です〜。

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こちらではベンチの前に立ちながら運河を見るおじいさん。

見たくなりますよね。わかります。そしてこんなところにベンチがあるのも良い。

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その後ろでは遊び場が広がっていました。

こんなところ日本にあまりなくないですか?塀も柵もない開放的なパブリックスペース。小さい子から大きな子までたくさんの子どもたちが遊んでいて感想してしまいました。

道の真ん中にこれがあるの〜!!!?え〜〜!!!!

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そのまま歩みを進めること何分でしょう、見えて来ました。現代の建築物が。これです!!!

飛び込み台です!!!夏になるとここが解放されて、子どもたちが運河に飛び込んで遊ぶそうです。いいな〜日本だったら汚い!衛生上よくない!危険!でこんなことできないだろうな、なんて思ったり。

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そして通りすぎ、次の現代建築スポットへ足を走らせます。もうこのとき、足が痛くて痛くて(笑)

ただ、見たいものがあれば人間頑張れるんですね、向かいました。こちらです。

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これ橋なんですけど、上から見るともっとすごいんですよ!!!ドットみたいになっていて!!!!サークルブリッジというらしいです。

コペンハーゲンは橋がいちいちセンス良いですよね。

サークルブリッジを通り、そのまま突き進みます。かなり歩いて足の限界、ここはどこ?という状態の中でかわいい家に出会います。

これは家っていうのか?マンション的な感じがしますね。窓の扉も外壁の色もこっくりしていてかわいい!!!!

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こんなかんじでひたすら歩き、さすがに糖分と足の休息が必要だと気がつきます。急いで広場の方に戻ってお茶しました。

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これショッピングモールの中のお店なんですよ、それでこの照明は素敵すぎるな???

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もうキュンって感じのかわいさです。ただ私の1日はまだ続きます。

ここからすぐにILUMAに向かいました。

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ILUMAすごくないですか?リノベして作られたらしいのですが、高級感はのこしつつちゃんとショッピングセンターが成り立っていて感動してしまいました。

上の階の飲食店が集う場所にやって来て気づいたのは壁がないこと!!

新宿ルミネはお店ごとに壁で仕切られているのに!!ここにはそれがない!!!

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こんな使い方!!素敵や!!!だって右側普通にソファが置いてあるんですよ??ホテルのロビーかと思っちゃいました。あとここに照明まで素敵です。好きです。

ILUMA見終わったらコペンの街なみを楽しみつつ夜ご飯を食べに向かいます。

やっぱりこのテラス席文化と照明と、街の色が素敵です。あーーいいな、また行きたい。みんなテラス席座りすぎでしょ好きだよ。。。

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あそうだ、途中でこの広場通ったので写真を載せておきます。

こここそがパブリックな空間だと思いません?

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食べる、飲む、歌う、座る、聴く、眺める、いろんな動詞をこなすのにふさわしい場所です。

コペンハーゲンの穏やかで洗練された気概を感じてうるっとします。

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なんとかごはんまでたどり着き、これにて3日目が終了です。

いつの話だって感じですが、コペンハーゲン3日目の記録でした。また行きたい。

本をたくさん読みたいです!!!