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私の思う是枝監督

ベイビー・ブローカーについての是枝監督のインタビュー記事。とても面白かったです。

ロベール・ブレッソン監督と同様の、テキストのやりとりによって役者の中に役柄を作り上げていくという方法が使われていて嬉しくなりました。


◆言葉は話す人そのもの

言葉は a piece of cake

ケーキの一切れに材料が全て入っているように、話し方や使う言葉は話す人そのもの、言わばその人間の本質の表れです。


◆私の思う是枝監督

前回のTIFFでのチャン・チェン(「牯嶺街少年殺人事件」で主役の少年を演じた中国の俳優です)とのオンライントークで是枝監督の言葉を聞き、この人は立場や年齢にとらわれずに相手の話をきちんと聞き、そして包み込む温かい人なんだと強く感じました。

会話からも滲み出ていた、監督の人間に対する温かい視点の故に、彼が作る作品は「家族」という誰にとっても一番重いテーマのものなのに観る者を惹きつけるのだと私は思っています。

そしてまた彼の人柄に惹かれて周囲に人が集まり、結果、誠意と才能のあるスタッフや役者に恵まれるんだろうなあ、とも思いました。

生意気を承知で申し上げますが、一度お会いしたい監督の一人です。

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