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リーダーシップの本質、成功する2つの鍵

私は、リーダーにとって特に重要なことは2つあると思っています。


まず1つ目は、

リーダーが行くべき方向、つまりチームや組織の向かうべき方向をしっかりと信念し、メンバーに分かりやすく伝えていくこと。


そして2つ目は、メンバーのモチベーション、やる気を高めることです。

この2つがリーダーシップにおいて最も大切な要素だと考えています。




今日はリーダーシップの本質の一つ目の、


「リーダーが行くべき方向、つまりチームや組織の向かうべき方向をしっかりと示す事」について述べたいと思います。


リーシップの世界的な権威であるケン・ブランチャード博士は、


「リーダーは与えられた状況の中で、行くべき方向を定め、そして部下のやる気を喚起できる存在であるべきだ」と言っています。





行くべき方向を定める

リーダーにとって重要なことは、行くべき方向を決めることです。


例えば、船に乗るときに船長に「この船はどこに行くのですか?」と船長さんに尋ねたとき、


船長が「実はまだ決めていないんです。迷っています」と答えたら、乗客はどう感じるでしょうか。




リーダーシップの本質は、どの山を登るのか、どこを目指すのかという方向性の決定にあります。


これをビジョン力と呼びますが、リーダーがこのビジョンをしっかりと持ち、それをメンバーに分かりやすく伝えることが最も大切です。


ビジョンを持つことによって、やる気が高まり、リーダー自身がタフになり、何よりもメンバーの応援が集まります。




ウォルト・ディズニーは「夢見ることができれば実現できる」という言葉を残しています。


また、私が尊敬する哲学者中村天風も「思い方、考え方で人生は変わる。」
「強く思ったことは実現する。人の思いには力、エネルギーがある」と言っています。


経営の神様と言われる稲盛和夫さんも、日本航空の再建にあたり、

「新しき計画の成就はただ不屈不等の一心にあり、さらばひたむきにただ想え、気高く強く一筋に」というスローガンを掲げ、見事に日本航空を再建しました。






ビジョンの力
約50年前、1970年代にスティーブ・ジョブズは、

「すべてのオフィスに1人1台のパソコンが並んでいる」という映像を、リアルにイメージしていました。


当時、誰もそんなことを考えなかった時代に、ジョブズは未来をしっかりと見据えて未来のイメージ、ビジョンを持っていました。


そしてそのビジョンはまさに現実のものとなっています。





松下電器の松下幸之助は「私はこの会社の魂であり、会社の価値観は私を通して実現する」と言っています。


スティーブ・ジョブズの創業したアップルも、ミッションステートメントを持たずに、ジョブズの行動そのものがAppleの文化だと言われています。




リーダーシップを長年研究してきて私は、

リーダー自身が強い想い・ビジョンをしっかりとリアルに描き、


それを行動で示してゆくことが、リーダーシップの本質・一丁目一番地であると強く思っています。





このように、リーダーシップの本質を理解し、実践するためには、リーダー自身がビジョンを持つこと、方向性の決定が不可欠です。


このことを念頭に置いて、日々のリーダーシップを高める活動に取り組んでまいりましょう。

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