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年上部下のやる気を引き出す3つの方法

最近、多くの管理職の方から、「年上の部下がやる気をなくしてしまった」「彼らをどうやって再び仕事に取り組ませるか」という相談を受けることが増えています。

そこで今回は、年上部下のやる気を引き出す3つの方法について考えてみましょう。

1.プライドを尊重し、コミュニケーションを深める

年上の部下の方は、かつては職場の要として、リーダーシップを発揮してきた方が多く、影響力も持っていました。そのため、自尊心やメンツを大切にしています。

特に管理職からの転身者は、まだ自身のリーダーシップを強く意識している場合があります。

仕事上の指示は、しっかり適切に行う事が必要がありますが、言葉を上手に使い、常に年上部下のプライドを傷つけないように気を配りましょう。

また、仕事以外のコミュニケーションでは、思い切って意識して上司からヘリ下り、敬語を使い、相手の立場や感情に共感し、尊重することが重要です。

2.対話を通じて年上部下の価値観やニーズを理解し、適切な役割を割り当てる

年齢が上がると、どうしても新しいことへの意欲が低下する傾向があります。しかし、相手の興味や能力・価値観を、対話を通じて把握して行きましょう。

抵抗がある場合でも、根気よく丁寧に対話を重ね、相手が達成感や満足感を感じられる仕事を見つける努力を惜しまないで続けて行きましょう。


3.定年後の可能性を共に考える

年上部下は、あと何年。と定年までの時間をカウントダウンし、モチベーションを下げている傾向があります。

しかし人生100年時代を考えると、定年までの時間は、充実した定年後の時間を過ごすための橋渡しの時間であり、大切な時間とも言えます。

年上部下の方が、定年後も充実した生活を送るために、今の仕事を定年後の生活に役立つように組み換え、結びつけ、仕事の意味や価値を見出してもらうよう働きかけて行くことが大切です。

年上部下の方が、この後どんな人生を歩みたいかを理解し、その夢や目標につながる仕事をアサインし、一緒に考え、サポートすることが重要です。


管理職の方への提案:

年上部下のやる気を引き出すために、大切なポイントを提案をさせていただきましたが、

それに加えて、年長者が持っている経験値は、実は会社にとってかけがえのない大切な資源・リソースです。

リーダーの方には、年上部下の方の経験値を、活かすか?殺すか?がかかっています。

年上部下をめんどうくさがらずに、そのモチベーションを上げることに努力をしていただき、あなたの有力なパートナーとして位置づけていただきたいと思います。

あなたのサポートとリーダーシップによって、彼らは最高のパフォーマンスを発揮し、必ずチーム全体の成功に貢献することでしょう。



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