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皆さん こんにちは! みさこです

今回は、noteを読んで下さっている方から
「ファスティングするけど失敗する取り上げて欲しい」
とリクエストがありましたのでお話ししようと思います

私が断食合宿のスタッフをしている頃は
ファスティングという言葉は聞かなかったので
調べてみました

ファスティング=断食(和訳)とありましたが
目的の多くはダイエットや美容、健康のために、
酵素ドリンクや酵素ペーストなどを摂ったり
~~を減らす~~を摂る、~~時間食事の間を空ける
〇〇が良い、何食食べる、食べない、〇〇先生がいいと言っている
など様々な情報で溢れています

それぞれに素晴らしい利点があるのだと思いますが
それらの情報に流されるのではなく、
大切なのは、「自分に合っているか」です

その時の自分に合っている食べ物は何か?
自分の身体も心も自然界と同様
陰陽のバランスを保ちながら生きています
(生命維持の働き)
頭ではなく、身体がどう感じるかが大切です

断食は、
心身心身デトックスとリセット心と向き合う時間です
定期的に行えば、心身の変化を感じられると思います

★断食のお話の前に、基本の食事について
少しお話しします
一つにまとめると長くなったので
食事編と断食編を二つに分けました。
合わせて読んで頂けたら幸いです
マクロビオティックの調理法はまた別の機会にお伝えします

  普段の食事 
現在、栄養学的にあれが良い、これが良いと沢山の情報で溢れていますね。
確かに栄養価は高いかもしれませんが、例えばそれらが何かの部分を抽出した物であるなら、果たして私達の命のエネルギーに繋がるでしょうか?
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  1. 食べることは、命を受け継ぐことです

  2. 全てのものに陰陽バランスがある

  3. 食事のバランス

  4. 食事のリズム

  5. お腹が空いてから食べる

  6. よく噛む

  7. 白湯を飲む

  8. 食べる前に体を動かす

  9. 調味料はなるべく添加物の入っていないものを使う

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1:食べることは、命を受け継ぐことです
私達は呼吸により、酸素を吸い二酸化炭素を吐き出しているだけではなく
ヨガ的に言うと、プラーナ(生命エネルギー)を取り入れています

自然界全体、植物も同じですが、植物は大地、そしてその中にいる微生物、
水、太陽のエネルギーを受けています

私達は、それらを食べることによって、生命エネルギーを受け取っているのです。摂りたてのお野菜は美味しいし、元気が出ますよね?

自然のものを丸ごと食べることで(生命エネルギーの高いもの)
私達の命の働きになります(なるべく全体を食べる、皮ごと食べる)
玄米は芽がでますし、野菜の皮や種に近い部分は栄養価が高いのです。

栄養学的に何かある部分だけを抽出し集めたものには、命がありません
※玄米が消化できない人、合わない人は他の食物で補うとよいです

加工したものよりエネルギーの高いものをとる
食品添加物や加工食品、精製した塩、砂糖などを摂り続けていると
臓器にも負担がかかりますし、極陰、極陽に傾き
身体も心理面も大きく揺れ動くことになります。
(極端に怒ったり落ち込みが激しいなど)

旬のもの、新鮮なものを摂
旬の食べ物には、身体がその季節に順応できるように調節する力があります
日本は四季に恵まれ、身体も順応することで健やかに過ごせます
南から北へと地域によって食べ物も、そこに住む人も体質が違います
(西は麦、寒い地方はソバなど)

現代はとても便利で、日本にいても、世界中の食べ物が食べられますね
しかし、真冬に真夏の国で採れるものを食べたり
真夏に寒い国の食べ物を食べるとバランスを崩します
日本の季節のものを摂る事が、この土地に住む私達の身体にとって
優しく自然なのです
バランスよく 丸ごと食べることで陰陽バランスが整います

2:「全てのものに陰陽バランスがある」
理想は陰にも陽にも偏らない中庸のバランスを保つこと

陰陽を大ざっぱに表すと
(吐く呼吸、副交感神経)
=外に向かって広がる遠心的エネルギー、軽い、静、植物
冷たい、大きい、柔らかい、水、悲しい、死、月
◆食べもの:細胞、血管、臓器を緩めて冷やす力、夏に採れる野菜
熱い国で採れる野菜、果物、砂糖、コーヒー、スパイス類

(吸う呼吸、交感神経交感神経)
=中心に向かっていく求心的なエネルギー、重い、動、動物
熱い、小さい、固い、火、怒り、生、太陽
◆食べ物:細胞、血管、臓器を締めたり縮めたりして温める力
冬に採れる野菜 根菜類、肉、寒い地方で採れるもの   

暑い夏に陰性の野菜を摂り緩めることで冷やす
寒い冬に陽性の野菜を摂り締めることで温める
バランスがとれます
        
私達の中にも男性性(陽性)、女性性(陰性)の両方の要素があり
その時々の様々なエネルギーに影響されて(月や太陽、四季など)
その間を揺れ動いています
その揺れ幅が小さい中庸(真ん中)にいることが
健やかでしなやかなバランスの取れた状態です

3:食事のバランス
★基本は穀物を中心に季節の野菜や果物
海藻をなるべく丸ごと食べる
発酵食品=腸内環境を整える
乾物=日光に当てることにより栄養価が高くなり日持ちする
動物性=近くで無理なく採れた魚介類、肉などを摂る

★割合
穀物、豆、イモ類:5 
野菜、海藻、伝統の加工品(乾物、発酵食品):2
調味料、嗜好品:調味料、菓子、酒、コーヒーなど:1

★酸性、アルカリ性
酸性=動物性、精製食品、加工食品、アルコール類
アルカリ性=野菜、果物、海藻類、無精製食品、梅干、番茶

★ミネラル内のナトリウム、カリウム
ナトリウム(陽性)=収縮
カリウム(陰性)=広げる

★年齢、性別、体質、運動量、職業によっても摂る食べ物が違ってきます
※成長期の年齢と高齢期の方の食事は違いますね

4:食事のリズム
夕食後から、次の食事は12時間ほど間をあける
夜7時に食べたら朝の7時以降など
食べ過ぎたなという日は、15時間ほどあける
夜9時に食べたら翌日は12時に最初に食事するなど。

空腹の時間は、胃腸が休まります。休むことで
機能回復するので、消化吸収力を高めます
腸が働くのは副交感神経が優位の時
寝る直前に食事をすると内臓が休まりません

※会社員で、お昼までお腹がもたないという方は
朝、具だくさんの味噌汁を飲むと
消化吸収も良く、温まるので代謝も良くなり活力になります

★アーユルヴェーダの時間帯では22:00~深夜2:00の間は、
精神面の浄化、内臓を休ませ、同時に肉体の機能回復
(血液、筋肉、ホルモン皮膚、爪、髪など)を行いますので
理想では、22時までに夕食の食べ物の消化が終わって
寝るのが望ましいです
※夜にたくさん食べたり脂っこいものを摂ると消化する時間も長くなります
夕食を軽く消化の良いものにすれば、質の良い睡眠をとる効果があります

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5:お腹が空いてから食べる
お腹が空いていないけど、時間だからと機械的に食事をしているなら、
空いていないときは、無理して食べななくてもよいのです
※日頃機械的に食べている方ははこれだけでも、
心身の変化を感じられると思います

食べ過ぎない
昔から腹八合医者いらず、一汁三菜と言われています
(食べ過ぎのデメリットは多いのです)
もし、「食べ過ぎたなぁ」と思ったら次の食事を減らす、
または抜くなどしてバランスをとりましょう

食べることより出すことを意識する
食べすぎて消化できないもの(未消化)を残さない
腸内発酵し毒素が体に回る
未消化食べ物のカスは便秘、肩こり、頭痛
だるさなど様々な不調の原因にもなります

どんなに良いものも”自分に合うのか?
消化吸収できる身体の状態”でないと意味がありません

過不足を作らないバランスが大切です
食べ過ぎ⇒エネルギー過剰
食べない⇒エネルギー不足

◆胃袋の目安
固形物2/4 汁物物1/4 空白¼

※飲み物の飲み過ぎは胃液を薄め消化力を弱めます
特に痩せてる人は水の飲みすぎでも冷えて、
胃液が薄まり消化力が落ちます

※よく、残すと勿体ないから食べるので
太ってしまうという話を頂きますが
無理して身体に負担をかけるのなら、翌日に食べるか
残らないくらいの量を作る、作り置きのおかずにする
など工夫してみてはいかがでしょうか

6:よく噛む
どんなに体に良い食べ物でも、キチンと消化できなければ
私達のエネルギーにはなりません
よく噛むことで消化しやすくなり胃腸の働きを優しくします
(よく噛むと唾液が沢山出るので消化しやすくなります)
顎を動かすメリットもありますし(顎の筋肉、脳への刺激)
何より、よく噛む方が素材の旨味を感じられます♪

※例えば玄米なら一口200~300回噛んで唾液と一緒に飲み込むと
消化吸収がよくなります

早食いにならないコツ(食べる瞑想)
★まずよく眺める(視覚)
⇒美味しそう!唾液も出てきて消化力アップ
感謝
⇒食べるに至るまで、色んな人の手を渡ってきたことを感謝する
(人だけではなく、土、微生物、太陽などの自然に対しても)
★においを嗅ぐ(嗅覚)
⇒なんていい匂いなんだろう!食欲をそそるなぁ!ますます唾液が出る
お腹も鳴り出し腸が動き出す
一口入れてみる(味覚)
⇒口に広がる美味しさを味わう
★よく噛んでみる
⇒噛めば噛むほど後から美味しさがやってくる
素材の旨味、甘味など
※上記は、美味しいお酒やお肉、お魚、野菜、至福のお茶の時間など
自然にしていることではないでしょうか?
◆食べることの「今」に、集中して食べる(瞑想です)
ながら食べはしない

※お料理をするときは、その素材を触れて、香りを楽しみ
ながら調理すると幸せも倍増しますね

7:白湯を飲む
白湯については以前も取り上げましたが
朝白湯を飲むことで、体温が上がり、血流が良くなり、
毒素を排出する力が高まり代謝がアップするので、
脂肪燃焼にも効果があります
冷たい物を取りすぎると、逆効果になります

特に女性は男性より陰の要素が強いので身体を冷やさないように
することが大切です
※頭痛、肩こり、首コリ等は患部やお腹を温めることで緩和します

8:食べる前に体を動かす
特にデスクワークでは、頭で「お腹が空いたなぁ」と感じても
身体は、そうでない場合があります
 
食べる前に、軽くストレッチをしたり
会社の周りを散歩したりすると
すっきりしますし、代謝が上がります
代謝を上げてから食べた方が消化しやすくなり
脂肪燃焼効果もあります

食べることを楽しんで(空腹も楽しむ)
リラックスして、楽しんで、嬉しい気持ちで食べないと
せっかくの栄養素エネルギーも、私達の命にはなりません
何を食べるか?よりも、どう食べるか?です
★リラックス⇒副交感神経⇒消化吸収の働き

9:調味料はなるべく添加物の入っていないものを使う
基本の調味料
塩(精製していないもの自然塩)
味噌、醤油、酢、みりんなど(長期熟成)
化学的に合成されていないもの
(防腐剤などは腸内の善玉菌を殺してしまう)
日本の調味料、発酵食品は腸内環境を整えてくれます
砂糖も、なるべく精製されていないもの
他の甘味を使いましょう

まとめると
季節のもの身近で採れる新鮮なものを、
なるべく丸ごと楽しんで、感謝して適量食べる
化学調味料、添加物、精製品をなるべく使わない
という事になります
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食事の前の「いただきます」という言葉は
日本独自のものらしいですが
全てに対して感謝の心で食べるというのは
素晴らしいですね
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最後まで読んで頂きありがとうございました

断食について相談されたときから書き始めましたが
気が付くと2週間が経っていました
断食指導は、一人ひとりの様子を見ながら個別に
その日の飲み物を決めていくので、一般論として
文章にするのに何度も書いては書き直しを
繰り返していました…
食事に関しても、細かい点はまだありますが
短くまとめるのが、難しく感じました
分かりにくい点もあるかと思いますが
少しでも、お伝えできれば良いなと思います

断食編はまとめ次第投稿します
よろしくお願いいたします。

満月の記事を先に投稿します🌕

ありがとうございました












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