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秋分とお彼岸

皆さま こんにちは みさこです

大きな台風が過ぎ去り、空は一層高くなり
秋の気配が色濃くなってきました
この大きな自然現象の後は、何もかもが一掃された感じがします

先週末あたりから、何となく気がソワソワして
低気圧のせい?かなと思っていました

散歩道では、いつの間にか曼珠沙華(彼岸花)が
美しい顔を見せています
「もうそんな時期だったのだな」とソワソワの理由が分かりました
きちんと彼岸を知らせてくれるこの花は本当に不思議です

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9月23日は二十四節気の「秋分」の日
昼と夜がほぼ同じ長さになる日です

そしてこの日を境に夜の時間が長くなっていきます
「物思いにふける秋」とか「読書の秋、秋の夜長」などと言いますね
季節も夏の陽から冬の陰へと移行していきます

昼の太陽:陽(外側;行動)と夜の月:陰(内側:心理)のバランス
心の面では顕在意識と潜在意識のバランスの取れやすい日です
星は乙女座に位置するため、バランスが取れていると
自分のスピリット、マインド、ハート、行動にずれのない
一致する状態になります

また、この時期はお彼岸にあたります
彼岸は23日の前後3日間計7日間です
そして26日の彼岸明けは天秤座の新月です
天秤座の内と外のバランスをとるエネルギーと
お彼岸のエネルギーがより深まる時間となります

お彼岸とはサンスクリット語で「pāramitāパーラミタ」
日本では「波羅蜜多」悟りの世界に至るという意味です

これは、この世(此岸)と彼岸(あの世)が最も近づく日という事から
ご先祖との距離が近づくので先祖供養やお墓参りを行うようになったそうです
此岸(しがん)
欲や煩悩にまみれた世界、今いる現世(迷い)
彼岸(ひがん)
向こう岸、仏の住む浄土の世界あの世(悟り)

お盆と違うのは、ご先祖さまが帰ってくるのではなく
この世とあの世が最も近づく日ということです

この期間には先祖供養をすると共に
私達も悟りの境地へ近づくために
6つの行い「六波羅蜜」を行うとよいとされています
※日頃から心がけるとよい事です

六波羅蜜(ろくはらみつ)6つの行い
利他(相手に利益になること)
1.布施:見返りを求めず与える
2.自戒:規律を守る

自利(自己の修行により得た徳)
3.忍辱:正しい心を持ち耐え忍ぶ、
4.精進:目的に向かいたゆまぬ努力をする

解脱(煩悩から脱して自由になること)
5.禅定:常に平静心を持つ
6.智慧:智慧を磨き、智慧を働かせること
これらの5つの波羅蜜を実行し成就させること

※ヨガの教えにも悟りに至るまでの道「八支則」がありますし
仏教にも十善戒という教えがありますね
いずれも、この世を生きるための道徳的な教えを説いています
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長崎の茂木という場所に蓮聖院というお寺があります
長崎四国八十八か所霊場20番に当たるお寺です

お寺に全く縁のない私でしたが,長崎に住んでいた時
こちら蓮聖院のユニークで素敵な和尚様と出会い通っていました
あるとき、読経が始まるのを待っていると
和尚様が半眼についてお話されました
座って半眼になるとき(立っていても)
私達は、「あの世とこの世を同時に見ているのだよ」と言われました

その時、腑(ふ)に落ちた気がして、とても嬉しくなりました
瞑想や座禅をするかたは何となく分かるのではないかと思います

お彼岸”あの世とこの世が近づく時”
六波羅蜜を1つずつ実践してもいいし
お墓参りに行けなくても、手を合わせて
故人に想いを寄せるのもいいかも知れませんね

私の部屋には仏壇はありませんが
パワーストーンを置いてある
スピリチュアルスペース(勝手にそう呼ぶ)に
美味しいものが手に入ったとき、供えて
読経したり、語ったりしてます😊
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心静かに座りたい時、過ごしたい時におすすめの精油
サンダルウッド:深い瞑想に導く
シダーウッド、ジュニパー:浄化作用
フランキンセンス:呼吸を深め、ゆったりとさせ
瞑想状態になる助けになる
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おまけ
彼岸の時期は萩の花が可憐な姿を見せてくれますね
そう!彼岸と言えば「おはぎ(萩)」ですね
春の彼岸の時期には牡丹の花が咲くことから
「ぼたもち(牡丹)」と呼ぶそうです♪

地域によってこしあん、粒あんなど違いがあるようですが
私は粒あん派です。
仙太郎(京都本店)の「おはぎ」が大好きです!
通常のおはぎは勿論、季節のおはぎが楽しめます
玉露おはぎ
七穀おはぎ
黒米おはぎ
きなこ、青じそなどなど…迷います!
甘さも控えめですし、主食になりますよ
ぜひ、お試しください~♪

最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞ皆さま、穏やかな時間をお過ごしください



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