人並みに生きろ/やばい時は逃げろ
寝る前にちょっとnoteを開いてみるか…と開いてみたら、#新社会人に伝えたいこと なんてお題がページトップに貼られていた。
そういえば今日は4月1日。入学式やら入社式やらがあった日だわね。
くたびれてボロ雑巾のようになってるとは言え、一応社会人を経験したわけだし、若い人になにか為になることの一言でも…とない知恵を絞ってみた。
こんな意見もあるのね、程度に聞いてもらえるといいかな。
人並みに生きろ
実はこれ、わたしが高校を卒業する時に恩師から言われた言葉。
わたしのクラスの担任は学校で一番怖がられていた国語の教師だった。
卒業証書を貰った後、教室に戻って最後のホームルームになった。
そこで言われたのがこの言葉。
実際、他人と違った生き方をするほうが容易だと思う。
だがそれは、大抵の場合は伸るか反るかの博打だ。そうそう勝てない。
だがいざやってみると、この人並みに生きるというのは難しい。
でも結局のところ堅実に生きるほうがいい。
血気盛んな若い時には理解しづらい話かもしれない。
でも年を取って、ワシもそう思う。
やばい時は逃げろ
これは誰に言われたわけでもなく、わたしの実体験から出てきた言葉。
20歳から30歳頃まで写真の現像所に勤めていた話は少し前のnoteに書いたが、その後友人の紹介で、上京して割と大きい測量系の企業に就職した。
その企業には6年くらい勤めたのだが、少しムリをしすぎたようだ…というか、自分の器以上の仕事を抱えてしまったようにも思う。
パソコンを使うのは元々は趣味だったんだが、他にパソコンに詳しいものがいなかったということもあって、普通の業務と並行してパソコンの管理をするようになった。
当時は事務所に3台しかなかった(当然スタンドアローンで動いていた)パソコンをLANで繋いでプリンタを共有させるところから始まり、5年後にはファイルサーバー2台・Macintosh(今のMacの前身のPC)4台を含む約50台のLANになっていた。
問題だったのは、趣味程度でいじっていた人間がそれを一人で管理していたことだったと思う。
さらに、折り合いが絶望的に悪い上司に変わったことで、色んな意味で追い詰められた。今で言うところのパワハラだ(当時はハラスメントなんて概念はなかった)。
さらに言うとその上司はいわゆる御局で社長の愛人でもあった。
何を言っても、何をやっても、状況が変わることはなかった。
で、結局、うつ病になって半年間休職したのち、退社し田舎に戻った。
自宅療養を続け、貯金を食いつぶし、ようやく社会復帰できそうになるまで回復した時には40歳になっていた。
表立っては言われないが、年齢を理由に面接を断られる日々が続いた。
おかげで、すっかりひねくれた人間になってしまった(笑)
後になって思ったんだが、うつ病になる前に辞めておけば良かったとつくづく思う。
友人の紹介で入ったからと無理をして続けることはなかった。
自分で「あぁもうこれは限界かもしれない」と思ったら、逃げ出すことをためらわないでほしい。
身体が元気なら、心が元気なら、そこを逃げ出しても新しいところでやっていける。
新社会人になった人にかけてあげられる言葉は、このくらいかしらね。
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