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心の安心センサー【ニューロセプション・ポリヴェーガル理論】



こんにちは!自律神経【ポリヴェーガル理論】についての続きを書きたいと思います。



ポリヴェーガル理論って?という方は
過去の記事ご覧ください😊



交感神経、副交感神経の背側迷走神経、腹側迷走神経のうち、
どのモードの自律神経を使うか?を決める役割があるニューロセプション。



ニューロセプションは、
ポージェス博士によって提唱された考え方です。
わたしたちは外的な刺激や環境に対して、
安全、危険、死の脅威という3つの判断を常に無意識にしているとしました。
体の安心センサーともいえますね。
環境からの外的な刺激や情報をキャッチすると、生存のための評価が自動的にはじまります。


つまり、
無意識にわたしたちは
安全?
危険?
命が脅かされている?
というのを判断して、
それぞれに合った生き残り反応をします。




例えば目の前に人がいたとして、

その相手と親密な関係になって良いのか、
たたかう、逃げる方がいいのか、
あるいは生命の危機に瀕しているため凍りつき反応をしたほうがいいのか?
というのを無意識で判断し、動いてくれています。



また、このニューロセプションは、
つねに正確であるとは限らず、

危険なのに安全と読み取ってしまったり、
安全なのに危険と読み取ってしまうこともあります。 


また、トラウマを抱えている、幼いころの逆境的な体験、発達性トラウマは、この安心のセンサーの健全な形成を妨げます。
本来なら安全なのに周りに多くの危険信号を読み取ってしまうこともあります。また、逆に危険を察知しそこなうこともあります。

このみんなが持つ安心のセンサーは、感度も精度も人それぞれです。


そして、脳が検知しているのではなく、次のような感覚器が働いているそうです。
・内側の感覚、特に内臓で何が起こっているかの内受容感覚
・いわゆる五感である外受容感覚
・身体の部位の位置、関係、動きの速さなどを伝える固有受容感覚
・バランスを司る前庭、温度感覚、波動知覚、痛覚など



内受容感覚は心身の感覚、フェルトセンス(感情のニュアンスも帯びた身体感覚)
であり、危険を取り除くだけでは安心という感覚は得られません。
内受容感覚、つまりどれだけ内側の身体感覚、生理学的状態が心地よいか、快適かに安心の知覚は左右されています。



外受容感覚とは、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)のことです。
この五感でわたしたちは外の環境と繋がっています。



この内受容感覚(意識)と外受容感覚(意識)をバランスよく働かせることで
危険信号を点灯する必要があるのかをより的確に精査できるようにすることで
サバイバルの状態に入らずにリラックスや人とのつながりを感じられる神経系に
いられるようになります。



また、人は、今目の前に見えているものよりも、
頭でイメージしたもの(心象風景)に反応します。

幼少期に経験したネガティブな出来事なども癒していくことで
ニューロセプションが今まで危険と判断していたものも安全に切り替えていくことができます。


読んでいただきありがとうございます♪

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