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本物の役者って、本当にヤバい奴ができる人(韓国人俳優版)

 数十年前まで私は、エンターテインメントといったら欧米と決め込んでいた節がありました。本当に浅はかな考えで、巨大な資金源を有するとくにアメリカ映画界には日本はもとよりアジアのエンタメ業界は到底太刀打ちできないと思っていました。
 それは、山崎貴監督作品「ゴジラ-1.0」が今年のアカデミー賞視覚効果賞を受賞したことで見事にくつがえされました。山崎監督率いる白組が作り上げるVFXは莫大な経費をつぎ込んで作り上げたハリウッド映画をはるかに超えたのですから。
 そりゃあ、ロバート・ダウニー・Jrやエマ・ストーンたちがアジアの脅威に恐れおののくのもわかるってもんです。でも、この『マイクロアグレッション』(自覚なき差別)というものほど、残酷で屈辱的なものはないということを、故意ではないとおっしゃる皆様はしっかりと自覚してほしいものです。
 そんな偉そうなことを申しております緋海ですが、冒頭に書きましたとおり数十年前まで私自身『マイクロアグレッション』(自覚なき差別)をしていたということになりますね。それは、韓国作品はほとんどと言っていいほど鑑賞してきませんでした。理由として、韓国語の発音を受け付けなかったせいであります。しかし、今や180度、ハングルを勉強するまでに成長するなんて、嫌いだったものを何かのきっかけで好きになり夢中にさせる、ほんと凄いことです。
 
 私がはじめて韓国映画を鑑賞したのは、2000年の「シュリ」。この作品には「浪漫ドクター キム・サブ」のハン・ソッキュさんと「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホさんが出演しています。そこでソン・ガンホという役者さんはいいなと感じて、その後のポン・ジュノ監督作品の「殺人の追憶」を鑑賞して、韓国映画って物凄い。なぜ今までちゃんと観てこなかったのだろうと後悔しまくりでした。

今をときめく3大スター出演です


殺人の追憶」の中でのソン・ガンホが演じた刑事もそこそこ危ない奴ではありますが、イっちゃてるという程の役ではありません。今やポン・ジュノ監督もソン・ガンホさんもハリウッドを負かせた韓国を代表する映画人です。

ポン・ジュノ監督作品です

そして「シュリ」にはもう一人、チェ・ミンシクさんが出演しておりました。チェ・ミンシクの名前を知らなくても「オールド・ボーイ」はご存じの方も多いのでは。チェ・ミンシクさんも韓国を代表する俳優ですね。リュック・ベッソン監督作の「LUCY/ルーシー」にも出演しておりました。最近、26年ぶりにドラマ主演をはたし話題になりました。この作品「カジノ」はDisney+のオリジナルドラマなので、ご覧になった方は少ないかな。この作品に私が今一番推す役者さんが出演しております。
オールド・ボーイ」はもともと日本の漫画が原作の作品だそうで、私は原作の漫画は拝見したことがないのですが、韓国で制作された「オールド・ボーイ」はとてもインパクトのある作品で、ハリウッドでもリメイクされました。

15年間監禁されていた男

 この作品でのチェ・ミンシクさんの演技は素晴らしいです。が、私が当時、心奪われたのは謎の男を演じるユ・ジテ。無表情の中に、低音ボイスが痺れます。ほんの数年前まで韓国語受け付けな~い、なんて言っていたおバカさんはどこへ行ったやらであります。この作品、とにかくグロくて白石和彌監督作品同様、後味が悪い終わり方ですので、たくさんの方にお勧めできる作品ではありません。R18作品ですしね。

銃の構え方からして魅力的
有名なバッタのポーズ
何とも言えない色気を感じる

オールド・ボーイ」以降彼の作品を観たのは「ヒーラー〜最高の恋人〜」で、テレビ局のスター記者役を演じておりました。低音が効いている役でしたね。劇場作品では、ヒョンビンと共演した「スウィンダラーズ」も面白い作品です。
 ちなみに、ユ・ジテさん188 cmとお背が高く、ハリウッドスターに少しも見劣りいたしません。監督業にも挑戦されたようですけど、まだまだ役者として、謎の男を超えるようなヤバい奴を演じてほしいです。

 では、今回はこの辺で終わりといたします。
 次回は、いよいよ本命、今、緋海/ヤバ猫がいっちゃん推してる役者を熱く語ります。

 ※ファンミにいったのは、チ・ヒョヌssiとイ・ジェフンssi でぅすっ❣️
  ホント、気が多くてすんません😁😽🙇


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