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土曜日の『ガウディとサグラダファミリア展』

今日は東京国立近代美術館で開催中の『ガウディとサグラダファミリア展』に行ってきました。開催したばかりということもあり、大盛況。ガウディの青年期〜晩年までの軌跡や、サグラダファミリアの細部を知ることができます。

ガウディは製図の時点で芸術的

展示ではガウディが建築学校の学生時代に描かれた製図を見ることができます。まるでシャープペンシルで書いたような細く均一な線、はみ出すことなく正確に塗られたカラー。それだけでも写実的な絵画のような製図でした。

ガウディの建物の芸術性は、パッションだけではなく繊細さで裏打ちされたものだとわかります。


幾何学と人工物

ガウディが建築家として活躍していた頃、欧米諸国ではバロック建築やイスラーム建築などの幾何学的な建築が再評価され、ネオバロックといった建築が多く建てられました。

ガウディも幾何学を建築に多く取り入れ、また独自で螺旋やパラボラを柱に取り入れることで曲線美を追求していきました。


自然に準じた人工物

≪自然≫はガウディのひとつのテーマでもあったようで、ガウディは動植物から地質学に至るまで自然をとてもよく観察していました。

自然をテーマにしたデザインを多様に取り入れて、サグラダファミリアの壁面にも多くの動植物の繊細な彫刻が施されています。

模型だから多角的に見ることができる

今回の #ガウディ展 では数多くのレプリカや縮小模型が展示されています。サグラダファミリア大聖堂の天井高は45メートルあるそうなのですが、それを体感できるのがこの模型。

矢印で示した丸が人のサイズ感です。

いかに巨大な聖堂であることがわかります。大聖堂で天井を見上げると、まるで白い森のように見えるそうです。


もうすぐ完成する…かも?

ガウディ自身、サグラダファミリアは完成しなくてもいいものだと思っていたようですが、そんなサグラダファミリアも2026年には完成する予定です。

ますます目が離せないサグラダファミリア、ぜひ東京国立近代美術館で開催中の『ガウディとサグラダファミリア展』に足を運んでみてください。


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