ヒゲとナプキンを読んで
原案 杉山文野
著者 乙武洋匡
トランス男性イツキのリアルすぎる人生を描いた作品。
葛藤や自己嫌悪、愛とは何か考えさせられる作品でした。
そのリアルさに記憶に蓋をしていた感情が引きづり出され、涙が止まりませんでした。
「女」の体の自分を認めることが出来ず、「男」にもなれない自分は「不良品」、居場所なんてない…ふと、1人になると思い出す暗い感情。。見ないふりをして蓋をしてきたものが、この本の中にありました。
FtM全員が同じでは無いにしてもこうしてヒアリングの上本になったということは、同じ悩みを抱えている人が居るんだな、と安心しました。
周りにFtMが居ないので気兼ねなく話が出来る仲間が欲しいな、と思いました。
FtMの方は読んで見てほしいと思うし、シスジェンダーの皆さんにもこんなに悩んでいる人がいることを知って欲しいと思いました。
FtMに「男にも女にもなれていいね」とか言う人にぜひ読んでもらいたいですね。
どっちにもなれないから悩んでるんですよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?