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4回目の大連7 夜の大連〜2人目の元嫁の話〜

先の記事の続きです。

大連周水子国際空港へは、関西空港から2時間半のフライトで到着。
飛行機に乗るのは、国内線を含めて、31回目でしたが、気流の影響で揺れまくり、まさしくジェットコースターさながらでした。

加齢の影響なのか、トイレが近い私は、元嫁が事前に中国の春秋航空コールセンターへ電話してくれたおかげで、すぐ後ろがトイレの後部座席にかけていましたが、飛行中、トイレに行く客が多く、何だか忙しい席という印象でした。

飛行中、私ではなく、元嫁がトイレを利用。
席に戻る際は、後ろ手に手を振って、軽くバイバイをしていた元嫁。
らしいちゃ、らしいかな。

到着後に真ん中辺りの席の元嫁とは席が離れていたため、他の客が我先と降りていく中で、後ろの席から向かい、元嫁と合流。
またもや、炊飯器の手荷物を持たされる羽目に。

元嫁「(炊飯器を持つこと)忘れたのー?」

降りた後の大連は大雨で肌寒かった。
元嫁を待たせ、トイレを済ませ、1番緊張する入国審査へ。
トイレはTOTO製でした。

そのまま、入国審査官のもとへ行こうとすると、係員が私のパスポートを見るなり、

係員「入国カード!」

はっきりとは聞き取れなかったけど。

そういえば、書かなきゃいけないのだと、後ろのカウンターで記入見本見ながら、氏名、生年月日、滞在都市、滞在ホテル、パスポート番号、電話番号を早口の係員に急かされながら記入。
早口の英語も中国語もよくわからなかった。
強いてあげれば「テレホンナンバー」ぐらいか。

さて、勝負の分かれ目の入国審査。
強面の入国審査官へマスクを下げ、パスポート、入国カードを渡す。

すると、下げたマスクを取り払うようにジェスチャーされ、マスクを外して、指紋認証。

日本語の自動アナウンスで、右手の4本、左手の4本、両手の親指と何度も認証するもの、なかなか読み取ってくれずに何回も繰り返し。

すでに入国審査を終えた元嫁がこちらを伺う目線はどうかといえば、心配そうではなく、目線の先はiPhoneでしたw

なかなか読み取ってくれないため、他の係員がアルコール消毒してから、再度試みるようにジェスチャーで促す。

アルコール消毒したら読み取れ、パスポートへバンバンと入国スタンプを捺印され、預け入れ荷物受け取り場へ。

入国スタンプ捺印されるまでのその何とも言えない沈黙の時間が固唾を呑むとは、このことか。

私「晩ごはんはー?」
元嫁「(空港の周りは)何もないからホテルに行くよ!」

預け入れ荷物を受け取り、いざ外へ。
しかし、ここでまたもや、手荷物検査。
X線検査、わざわざやらなくちゃいけないのが中国あるあるなんだよなー。

ようやく肌寒い外へ。
愛煙家の元嫁は、ここで一服。
私は吸わないですが、元嫁は軽い紙巻きタバコを1日数本嗜む。

大雨の中、空港の軒下でスーツケースから折りたたみ傘を取り出す私の姿を見て、

元嫁「なんで、こんな服いっぱい!」
私「汗かきだからだよ」
元嫁「こんなんでも(肌寒いのに!)」

いちいちブチ切れる元嫁はiPhoneで白タク探し。
いちいちブチ切れるところ、面白かったり、めんどくさかったりしました。
空港から少し離れた駐車場で予約した白タクを見つけた。
アプリから車のナンバーで見つけ利用。

肌寒い大連の夜、大雨の中、白タクへ向かう最中、めったに雨が降らない大連の道路事情は水はけの悪さがヤバすぎて水溜まりだらけだった。
小さな折りたたみ傘、もちろん、私より元嫁が濡れないように男前女子の元嫁でも、レディファーストに努めました。

白タクは、人手不足で悩む日本も真似すれば良いと思う。
しかし、後の記事で登場する現地在住の日本人ガイドいわく、

「登録制、審査制にしても、偽名を用いたり、誘拐とかあったりして中国でも問題になったのですよ」

とはいえ、日本国内の人手不足は本当にヤバイよ、ヤバイよ〜、なので、一刻も早く導入すべきだろう。

白タクは、中国での初の日本車、それもトヨタ車。セダンタイプでも、ハードトップセダンという後部座席が狭いタイプで大男の私には本当にきつかった。
車種はカムリかな。左ハンドルの右車線利用だから、そこは日本とは違う。

乗り込みの際に元嫁の超重いスーツケース(32キロ)を車のトランクに担ぎ上げ、私のスーツケース、元嫁の炊飯器は後部座席へ。

夜の大連、大雨の中、10キロ以上の道のりを大連中心街へ向かいました。
中国のタクシーは、まずは助手席に乗り込むのが当たり前なので、旅行中、ガイドが同行しない時は元嫁が助手席に乗っていました。

続く

画像はニッコーホテル大連での朝食。
日航系のホテルでコロナ禍明けで日本語が話せるスタッフは実際にどこまでいるものなのか、食事をしていると係員が中国語で話しかけてきた時、
「日本人だからわからない」
と日本語で答えると、係員は日本語で、
「コーヒーと紅茶、どちらになさいますか?」
と聞かれた。コーヒーと答えたら、セルフサービスの中、わざわざ、私の席まで持ってきてくれました。
もちろん、ホテルフロントでも日本語がわかるスタッフをお願いすると、そのスタッフに取り次いでくれました。

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