仕事に行けなくなった、あの日のことをふりかえってみました。
1 はじめに
こんにちは、人生お休み先生です。
小学校教員を10年以上続けていましたが、現在休職中です。
昨日、noteデビューを果たし、自己紹介(プロフィール)の記事をアップしました。想像していた以上にたくさんの方に読んでいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
そして、「自分のことを発信するって楽しい!」ということを強く実感しました。これも、読んでいただいたみなさんのおかげです。
現在は休職中で自宅療養を続けているのですが、文章を考えたり、キーボードを打ったりすることが、良いリハビリになっている気がします。
無理のない範囲で続けていきたいと思います。
2 仕事に行けなくなった日のこと
自分の中で「心の中の糸がプツンと切れた」のが、ある日曜日の夜でした。
明日から始まる1週間にそなえ、いつものように布団に入り、寝る準備をしました。そこからが、地獄の時間の始まりでした。
まず最初に感じたのが、「のどの痛み」です。
「あれ?風邪かな?」くらいに初めはとらえていたのですが、そこから「今、風邪を引いたら1週間仕事を回せるだろうか」
「やばい、やらなきゃいけない仕事がたくさんあるのに、体調不良の中でできるだろうか」
「とにかく早く寝て、少しでも体調を良くしないと」
「でも、喉も痛いし、気温も暑いし、頭の中がぐるぐるするし、眠れない。どうしよう…!」
はじめは小さかった不安感が徐々に大きくなり、それは今まで感じたことのない絶望感に変貌していきました。
そして、
「プツン」
僕の心の中で、張りつめていた糸が切れる音がしました。
気がつくと僕は、パニック状態になっており、叫びながら頭をかきむしり、布団の中でのたうち回っていました。
その後、布団から飛び出し、洗面台の前で叫びながらうずくまってしまいました。
異変を感じた妻が、僕のもとへ駆け寄り、背中をさすってくれました。
それでも、絶望感は消えませんでした。
背中をさすってもらいながら、妻から
「どうしたい?」
と尋ねられました。
パニック状態になっている頭を必死に働かせた末、僕の口から出てきた言葉は、
「消えたい」
でした。
きっとその言葉に、妻は驚いたことでしょう。
それでも、
「そっかぁ」
と、僕の言葉を受けとめてくれて、背中をさすり続けてくれました。
(この時の妻の行動には、感謝しかありません)
しばらくしてから妻に
「どうしたら、落ち着きそう?」
と尋ねられました。僕が出した答えは、
「お酒が飲みたい」
でした。
おそらく、この状態でお酒を飲むという対処は、良い対処ではなかったと思います。
でも、今の絶望感を無くすためには、これ以外の方法が思いつきませんでした。
ワインを2杯飲むと、だんだん頭が眠気に包まれてきて、結果的にその日はなんとか眠ることができました。
翌朝、僕を襲ったのは、立ち上がることが困難になるほどのめまいと、昨夜以上の巨大な絶望感でした。この状態で仕事に行くことは不可能でした。
そして、職場に連絡し、仕事を休むことを伝えました。
翌日も、その翌日も、めまいと絶望感は治まることはありませんでした。
こうして僕は、仕事に行けなくなってしまいました。
3 心療内科で、症状に名前がつく
妻と相談の末、後日、心療内科を受診することにしました。
(ちなみに心療内科は、どこも予約がいっぱいで、実際に受診ができるまでかなり時間がかかりました。僕は運よくそれなりに早い段階で受診できましたが、場合によっては1か月待ちということもあるようです。気になる症状があれば、早めの予約をおススメします!)
優しい先生が、たどたどしい僕の話を、丁寧に聞いてくださいました。
先生から告げられたのは、
「抑うつ不安状態です」
「名前をつけるとしたら、適応障害です」
という診断でした。
診断をされた後は、
「あー、自分病気だったのか」と、少しほっとする気持ちと、
「この後どうなってしまうのだろう」という不安感が、同時に現れました。
「診断書を出すので、しばらくは仕事のことは一切忘れて、ゆっくり休んでみましょう」
こうして僕は、仕事をしばらく休職することになりました。
4 おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
仕事に行けなくなった「あの日」のことをふりかえり、こうして文字におこすことは、やってみてけっこうしんどかったです(笑)
でも、こうして自分のことを客観視することなんて、
休み始めた時はとうていできませんでした。
なんてったって、ずっと布団で寝たきり状態でしたから。
だから、こうして文字におこせるようになったことは前進だと思うし、
自分の病気のことを整理する上でも良いきっかけになりました。
次回は、「仕事に行けなくなる前に感じていた予兆」についてまとめてみたいなと考えています。
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