英二郎

会社員の傍ら、ライター業もしています。”恋愛経験ゼロ”の僕が書いた恋愛エッセイ(?)を…

英二郎

会社員の傍ら、ライター業もしています。”恋愛経験ゼロ”の僕が書いた恋愛エッセイ(?)をご覧ください。

最近の記事

【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第6回「そして投資詐欺パーティーへ(後編)」

第6回「そして投資詐欺パーティーへ(後編)」 2度目のホームパーティーは明らかに様子が変だった。 前回は5、6人くらいのこぢんまりとした雰囲気だったが、今回は15、6人に一気に増えていた。 集まった人間の柄も悪く、腕っぷしの強そうな反社っぽい男や、だらしのなさそうな俗っぽい女が何人もいた。 40代くらいのサラリーマンふうの男もいたが、よくニュース沙汰になっている会社の個人情報を持ち逃げして逮捕された男の雰囲気に似ていて、堅気の人間とは思えなかった。 「英二郎さんの人生がこ

    • 【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第5回「そして投資詐欺パーティーへ(前編)」

      第5回「そして投資詐欺パーティーへ(前編)」 そもそも街コンで知り合った人間からホームパーティーに誘われること自体おかしい。 なぜなら街コンは、出会いのない男女が交流していく場、恋愛へ発展させていく場であって、別のパーティーに誘われる場所ではないからだ。 だって街コン自体がパーティーなんだもん。 だけど当時は緊急事態宣言で自粛生活がずっと続いていて、とにかく人との交流がほしかった。平常時だったらそんな所には行かないのだが、自粛生活や暗いニュースをずっと目の当たりにしていた

      • 【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第4回「街コンは地雷密集地帯」

        第4回「街コンは地雷密集地帯」 街コンの8割は地雷である。 そもそも街コンの料金設定に無理がある。 男性参加費5000〜1万円に対して、女性は無料のところが多い。金銭面でアンフェアどころか、「女性無料」という立場を利用してネットワークビジネスが紛れてるくらいだ。 経験上、街コンは玉石混交だから絶対に利用しないと決めている。 悪徳恋愛カウンセラーの蝶野に呼ばれた僕は、渋谷のハイスペック街コンへたどり着いた。 若い男女が大勢集まっていた。 当時は緊急事態宣言の真っ只中で、自粛

        • 【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第3回「悪徳恋愛カウンセラー」

          第3回「悪徳恋愛カウンセラー」 恋愛カウンセラーの8割は地雷である。 臨床心理士のように大学・大学院で心理学を学んできたわけでもなく、ネットに転がってる恋愛カウンセラーの資格講座でほいほい資格を取って、「私は恋愛カウンセラーです!」と自称しているとしたら、そいつは確実に地雷である。 そもそも本物のカウンセラーは結婚相談所のような組織に属している人(身元が信頼できる人)であり、自分を恋愛カウンセラーとは大々的に名乗らないし、営業目的で生計を立てるものでもない。 そんな悪徳

        【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第6回「そして投資詐欺パーティーへ(後編)」

        • 【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第5回「そして投資詐欺パーティーへ(前編)」

        • 【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第4回「街コンは地雷密集地帯」

        • 【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第3回「悪徳恋愛カウンセラー」

          【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第2回「初デートでホテル打診」

          第2回「初デートでホテル打診」 初デートでホテル打診するのが、マッチングアプリのセオリーらしい。 マッチングアプリで失敗続きだった僕は、アプリのコンサルティングをしてくれる男性をネットで見つけて依頼することにした。 コンサルタントは35歳くらいの誠実そうな男性。通称、誠実くんとする。 内容はアプリの写真撮影、プロフィール文の作成、マッチングさせる方法論、服装のコーディネート、メッセージのやり取りの方法論などを懇切丁寧に教えてくれるコンテンツ。 総額は4万円ほど。 我流で

          【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第2回「初デートでホテル打診」

          【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第1回「恋愛経験ゼロはダメ?」

          第1回「恋愛経験ゼロはダメ?」 マッチングアプリを使って1年になる。 投資した金額は20万円ほど。 月額8000円のアプリ代、プロフィールの写真撮影やプロフィール文の作成を依頼して2万円、服装や鞄、靴、腕時計などの装飾品に4万円、恋人代行サービスを使ったデートの練習に6万円。 恋愛にかなりの金額を使ってしまった。 それでも彼女ができない! 初デートまでは進む、進むんだちゃんと。 だけど初デートで食事を楽しんだだけで、2回目以降のデートに全く繋がらない。 それどころか、最近

          【エッセイ】『魔法使いになる私へ』第1回「恋愛経験ゼロはダメ?」