転生したらイベント師だった 第1話 転生
目が覚めた時
武伸はそこが森の中だと気づくのに時間がかかった
木漏れ日が眩しい
「くっ…ここはどこだ」
イベントシノクラスニツキマシタ
頭の中に響き渡る女性の声
スキルイベントセンタクガシヨウカノウニナリマシタ
「イベント選択?ちっ…夢でも見てんのか」
そう言いながらも夢の中でないことは感覚でわかった
俺は海で泳いでいたはずだ
沖に流された女の子を助けようとして…
「死んだのか…」
だが肉体の感覚はある
スキルノセツメイヲキキマスカ?
また女性の声が聞こえた
「聞かせてくれ」
リョウカイシマシタ
スキルイベントセンタクハ
ランダムニエラバレタイベントノナカカラ
ヒトツヲエラビ
キョウセイテキニイベントヲハツドウスルコトガデキマス
レベルガアガレバセンタクシハフエマス
「要するに俺は転生したんだな!」
武伸は順応性が抜群に高かった
「イベント師なんて、なんて弱そうな職業なんだ。せめて戦える職業が良かったが、敵がいると決まったわけじゃない」
武伸は立ち上がると叫んだ
「スキルイベント選択発動!」
武伸は順応性が抜群に高かった
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