億り人への道 ③純資産を増やす
億り人になるために今迄意識してきたことの一つとして、純資産を増やすという点があります。
前回と前々回に投稿した①と②は、PLに該当する概念でした。
今回の③純資産を増やすは、BSに該当する概念です。
資産リッチ・純資産貧乏になってはいけないという点をまずは説明します。
例えば、銀行に100万円貯金がある人がいます。
この人のBSは、左に現預金100万円、右に純資産100万円がバランスしている状態です。
現預金 100万円 / 純資産100万円
1億円のマンションが欲しいと思い、銀行から1億円借りてきたとします。
左側の現預金に1億円が増え、右の負債に1億円が同額増え、バランスします。
現預金 1億100万円 / 借入金 1億円
/ 純資産 100万円
現金を1億円支払って1億円のマンションを買うと、現預金が建物に化けるので、左側は現預金100万円、建物1億円の計1億100万円。右側は変わりません。
現預金 100万円 / 借入金 1億円
建物 1億円 / 純資産 100万円
借りて来たものは返さないといけません。でも、現金は100万円しかありません。つまり、現時点で1億円の借入を返済するためには、建物の1億円を売らないといけません。
結局、誰にもとやかく言われない資産(純資産)は100万円であり、変わりません。
億り人は、純資産を1億円まで引き上げることを目指すのです。
つまり、誰に対しても何も負い目を感じない1億円を手にすることです。
高級マンションに住み、外車を乗り回したとしても、他人からの借入が大きければ、所謂、「純資産がペラペラな会社」と同じことなのです。
例えば、マンションの価格が8000万円に下落したとしましょう。
建物を売っても借入金が返せません。物件を押さえられて売られて終わりです。
現預金 100万円 / 借入金 1億円
建物 8000万円 / 純資産 ▲1900万円
資産価値の下落スピードより、借入金の返済スピードが勝ちさえすれば良い(LBOモデルの考え方)と言えるには言えますし、今回はPLの収益力の概念を除いて簡易にしていますが、書いていくとキリがないので、一旦今回は概要まで。
細かい内容は別の機会に。
次回は、④税金の支出を抑えること、について書いていこうと思います。
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