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新しい茶椀

今朝、ご飯を盛ろうと、いつものプラスチック製の茶椀に手を伸ばし、なんとなくやめた。

お味噌汁には学校で作った漆の赤い器を使っていて、
ごはんにはレトロな花柄のプラスチックの器を使っていた。

大学時代に作った漆の器でお味噌汁を飲むようになってから、使い心地の良さに気づいた。

最近になって、無意識にプラスチックの器でご飯を食べるのを避けるようにしていることに気づいた

(プラスチックが悪いわけではなくて…たぶん気分のせい?プラスチックごめん)

陶器の茶椀でご飯が食べたい。
そう思い買いに行こうとしたが、ふと、我が家には何故か使わない食器がやたらある、というのを思い出した。
(内祝いとかで貰った品々だと、前に聞いたことがあった)

早速お婆ちゃんに聞いたら、どんなのが良いの?っていっぱい出してくれた。

箱のなかには大学の時に使っていた黒いお椀もあったけど、正直あの時から使っていなかった。
持つには重くて、ご飯が冷めやすかったから。

それで薄いプラスチックの茶椀に買い換えて使っていたのだが…

浅めの陶器の茶椀を探した。

(プラスチックが悪いわけではなくて…たぶん気分のせい?プラスチックごめん)

茶椀は花の柄がついた、浅いものにした。



早速茶碗をサッと洗い、ごはんをよそって食べると、母方の家で食べた朝ごはんのことを思い出した。

あの日の朝も、温かいお味噌汁とご飯を出してくれた。
お味噌汁には赤い漆塗り風の器、ごはんには古風な柄で浅めの茶椀。

あぁ、あの時美味しかったもんな、
あれを真似したかったのかな、と、思った。

お味噌汁とご飯。
漆と陶器。
わりと古風なものが好きなのかもしれない。

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