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第3形態『気分変調症(持続性抑うつ障害)』 〜双極性障害だって働きたい 15

みなさん、こんにちは。
双極性障害2型+強迫性パーソナリティ障害のフツーの会社員、パピヨンです。

かなり調子が悪く、昨日会社の女神な先輩から「最近顔色悪い気がするけど大丈夫?」と言われてしまいました。一生懸命フツーを演じてるつもりでしたが、全然隠せていないようです。
この大根役者め…ダメですね。

前回の記事の続き、ダラダラと繰り返す抑うつ期について回顧します。
↓↓


繰り返す抑うつ

渓谷飛び込み事件の後も、2〜3ヶ月のペースで少し調子良くなったり、また落ちたりを繰り返していました。
『適応障害』ってこんなにハードなのか…。
気が付けば初診から5年以上経っていました。

巷ではポツポツと芸能人の方が活動休止したりで、『適応障害』というワードが広がり始めていました。
しかし、半年や1年くらいで復帰される方もいらっしゃるのが不思議でした。
「何で私は5年も『適応障害』治らんのかな…?」

勇気を出して、主治医に聞いてみることにしました。


さらなる進化?

受診の日、私は主治医に「適応障害って、こんなに長く続くケースもあるんですか?」と聞いてみました。

すると主治医はこう答えました。
「いや、さすがにこんなに長く続くものは『適応障害』とは呼ばないですね。あなたの場合は、軽い鬱状態がずっと続いてる感じです…『気分変調症』、それから『パーソナリティ障害』の可能性があります。」

き、きぶん…なんですと⁇

聞いたことも無い病名に少々面くらいました。
同僚に何と説明すれば良いのかもわかりません。
「まぁ、軽い鬱が続いてる…そんな感じです」

はぁ…。なるほど。
とりあえず『適応障害』のフェーズから、さらに進化(?)してしまったことだけはわかりました。

最終的には現在の診断まで、もう一段進化しますが、それはまだ少し先の話になります。



気分変調症

『気分変調症』(別名 : 持続性抑うつ障害)』とは、『うつ病』ほど重くはない“抑うつエピソード”を繰り返す障害のようです。(詳しくはわからんので知りたい方はDSM-5で!)

まぁ、確かに過去の状態をDSM-5に照らし合わせると、私もこの病名を選ぶと思います。

1年のうち、7割くらいは抑うつ状態。
働くことは出来ますが、常に胸のあたりに粘土が詰まっているような感じ。
頑張れば“元気なジブン”を演じることは出来ますが(大根役者だけど)、ココロから笑えない、一枚めくれば“能面”のような感じです。


環境調整

ほとんどの気分障害は「精神療法」「薬物療法」「環境調整」の3つがポイントだと思います。
私の場合、2つはクリアしていました。

「精神療法」→通院を続けている
「薬物療法」→薬も飲んでいる

残るは「環境調整」です。

「そろそろ、本格的に環境を変える事について、考え始めた方が良いかもしれませんね」
と主治医に言われました。

“大好きな仕事が、最大のストレス因になっている”

もちろん頭では分かってはいましたが、どんどん悪化していく状況は認めざるを得ません。

“転職”の二文字がぼんやりと浮かび始めました。


続く

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