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記憶にある一番美味しいパン

パン作りが趣味になったのは5-6年くらい前。
もともとお菓子を作ったりするのも好きで、その延長線というか、近いところにパンがあったというのもあるかもしれない。

でもやっぱり一番のきっかけは、手作りパンの美味しい記憶だと思う。

私が子供の頃、母親がやっぱりパン作りにハマっていた。あの頃はホームベーカリーの第一次ブームだった様に思う。我が家にもホームベーカリーが来た。

それが初めてパン作りを見た時だった。母も説明書通りに材料を入れて、半信半疑で作ってた。私も興味津々でしばらく様子を見てた気がする。

焼き上がりが近づいてくるとだんだんといい香りが部屋中に広がって、早く食べたくてしょうがなかった。
ついにパンが焼きあがって、家族揃って試食会が始まった。

あの時のパンは今でも忘れられないくらい美味しかった。手作りのパンってこんなにおいしいの?とびっくりした。

だから私の中では、手作りパンはすごく美味しいという記憶があって、いつか自分でまたあのパンを作りたいと思っていた。

それから私も大人になって、自分でパンを作る様になった。けれど自分のパンであの時ほどの感動を感じた事はまだない。

あの時は、まだ子供だったからすごく美味しく感じただけなのかわからない。確かに今は、ホームベーカリーで焼くパンよりも、自分で捏ねて焼いたパンの方が絶対に美味しいと思う。

それでもあの時の感動は、今もパン作りをする上でかけがえのない存在となっている。
あんな感動を自分も人に与えたい。もしかしたら、うちの子は既に同じ体験をしているんだろうか?なんて期待を抱いたりもする。
まだちゃんと喋れないので、いつか聞いてみたいと思う。


ちなみに、最近一番感動したパンは、
つくばのトレイルベーカリーのパン。

自宅でやっている小さなお店。ハード系のパンがメインで、パンと具材を自分で選ぶとサンドイッチを作ってくれます。

サンドイッチももちろん美味しいけど、そこに使われるハードパンがどれも超美味しい。こんなに水分の多いハードパンを食べたのは初めてだった。

喉が渇かないくらい水分量が多くてもっちもち。けどもちろんハードパンで外側はしっかりとした食感がある。パンの味もしっかりとあって、私の中での理想のパン。

毎日でもたべたいくらい。あんなパンを作れる様になりたい。

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