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No.56所感=^_^= 命あっての物種~交通事故編

(約1800字)
夫Yが、聴神経腫瘍の手術をした話は、以下のとおり。

ここにも書いたが、発見が早かったため大事に至らずに済んだ。
こうやって命が助かったというのに、夫に関する「命あっての物種」ネタはまだまだある。

※長くなりそうなので、たぶん3回くらいに分けて書きます。


オートバイにはねられる

車道の左端に、自転車レーンがある。
自転車は車両なので、車道を走るのが当然で、歩行者の立場としたら安心して歩道を歩ける。

私は、妊婦の時、下りの坂道の歩道を普通に歩いていたら、自転車に乗ったご婦人に膝カックンをされたことがある。
「あぶな~い!!」
という声が聞こえたので、ふり返った途端、ご婦人の乗った自転車の前輪が私の右膝の後ろに、「トン」と当たった。
私はよろめいたが、転ばなかった。
私が妊婦だとわかると、そのご婦人は平謝りに謝っていたが、叫んでいないで、もう少し頑張ってよけてほしかった。
でも、双方、何事もなかったので本当によかった。

話を元に戻すが、自動車を運転する立場からすると、自転車レーンを走っている自転車は、本当に怖い。
運転中に自転車を追い越すときはいつも、突然こけたり、はみ出したりしないでくれ!と願っている。

そして最も怖いのは、交差点。
左端の自転車レーンを走る自転車の多くは、直進する。
いわずもがな、車にとって左車線は、ほとんどが左折である。
交差点では歩行者が横断歩道を渡るから、直進の自転車をやり過ごしてから左折することになるが、突然突っ込んでくる自転車もいるので、さらに慎重にならねばならない。

で、夫の話に戻るが、手術をしてから数年後のことだったと思う。
夫はその日、自転車に乗って、I駅近くの大きな交差点の自転車レーンで、信号待ちをしていた。
その交差点は横断歩道はなく、自転車横断帯があるのみ。
人は歩道橋を渡る。

信号が青に変わったので、夫は普通に、自転車レーンから直進して、自転車横断帯に差し掛かった。
その時、後ろからノーブレーキで左折してきたオートバイにはねられたのだ。

オートバイは、信号が青に変わるギリギリに交差点に差し掛かり、そのスピードのまま夫の自転車の前を左折しようとしたらしい。
しかし、青信号に変わって夫の自転車が前に出たので、その前輪に右横から当たってしまったのだ。

夫は宙を飛んだが、左肩にひびが入った程度のけがで済んだ。

夫曰く、自分は柔道を嗜んできているので、体を丸めて地面に落ちる瞬間受け身を取ったからこれくらいで済んだのだ、と。


自動車にはねられる

その数年後、G町で大通りではない普通の道の左側を、自転車で走っていた時のこと。
駐車している車と車の間から出てきた乗用車に、左側からはねられた。

この時も宙を飛んだらしいが、右手の打撲程度で済んだ。
夫曰く、今回も受け身をとったから大丈夫だったんだそうだ。

前回は、事故にあった途端に連絡があったが、今回は、私に「またなの!」と言われるのがいやだったようで、家に帰ってきてから報告を受けた。


またオートバイにはねられる

それから、約20年後
また、オートバイにはねられた。

今度は、十字路を直進したところ、右から走ってきた、デリバリーのバイクが、夫の自転車の右後方にぶつかった。
バイクは、よけようとして自転車の後輪にぶつかって倒れたので、運転していた人は転んで、血だらけだったそうだ。
夫は、今回は宙に飛ばなかったが、左側に倒れて、ゴロゴロ転がったが、左膝を軽く捻挫した程度で済んだ。


そもそも、なぜ、こんなに事故にあうの?

これらの交通事故は、全て手術の後のこと。
夫に後ろから声を掛けると、逆向きに振り向くことが多い。
どちら側から声を掛けられているか、わからないんだそうだ。
それから、外の騒音の中では、ほとんど会話が聞き取れないらしい。

手術前までであれば、車が近づく気配を感じて気を付けることができるが、夫はたぶんその気配が感じ取れない。
それなのに、より一層気をつけようという意識がまるでない。
だから、事故にあう確率も高くなっていると思われる。

しかし、本人曰く、自分は、柔道のおかげで、毎回受け身を取っているから事なきを得ている、と。

「芸は身を助く」(あってるか?)

まあ、でも危ない橋を渡っていますよね…。


しかし、まだまだこんなもんではない

以上は、しらふでの出来事。
約20年後」を太字にしたのは、20年間何もなかったわけでなく、その間も、もっと大変なことがいろいろあったんです。

夫は、自ら進んで、命を危険にさらしてきたのでした。

つづく=^_^=

次回は、『飲み過ぎ注意』です。


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