その4 続・医者にたどりつくまで
その3のつづき
(約900字)
平成10年12月25日
エンゼル110番では、国立小児病院を紹介してくれた。
早速電話をかけてみたが、超混んでいて、新規は朝10時半からの受付。
それでも、診察は夕方になるという。
しかも、遠い。
次に連絡したところは、桶谷式母乳育児相談室。
電話をかけると、とにかく、すぐに見た方がいいということになり、家から比較的近い相談室を紹介してくれ、午後から行くことになった。
とりあえず、よかった…
…
…
相談室でKの症状を見てもらうと、
「ここまでひどくなってしまったら、お母さんの努力だけでは治りませんよ。」
と言われ、すぐにCクリニックに紹介状を書いてくれた。
そこのC先生の名前は、先の『子どものアトピー』という本に載っていた。
T医大に在籍した頃のことで、私も名前だけは覚えていた。
今日中に行った方がいいと言われ、相談室から、直接Cクリニックに行くことになった。
1時間以上電車に乗って、Kと初めての長旅。
…
…
Cクリニックは、やはり評判で、とても混んでいた。
しかし、相談室から連絡を入れておいてくれたので、とにかく見てもらうことができた。
C先生曰く。
やはり、アトピーであろう。と。
医者はそうだろうとわかっても、確実に分かるまで言わない。と。
そしてこれは後でわかったことだが、早い段階で検査をしても、きちんとした結果が出ないんだそうだ。(だったら、それを教えてくれ!)
Kは、大豆と卵っぽいということで、血液検査をしてもらうことになった。
顔は化膿しているので、それを治す薬が処方された。
ステロイド剤ではなかった。
薬をもらって帰途についたのは、もう、午後7時近かった。
帰りの電車の中で、今日はクリスマスだったということに気付いた。
Kのことに夢中で、昨日のイブもすっかり忘れていた。
12月29日
この日、再度Cクリニックを訪れたときには、Kのお顔は、最悪の状態ではなくなっていた。
25日までの1週間、Kはろくに寝ていなかったが(私もですが…)、少しずつ回復に向かい、夜、眠れるようになった。
血液検査の結果、アレルゲンは卵と判明した。
これですべてが分かるわけではないが、とりあえず卵だけでよかった。
C先生という、信頼できそうな先生が見つかってよかった。
しかし!
困ったことが・・・。
つづく=^_^=
さーて次回のお話は・・・
『困ったこととは…』です=^_^=
長男Kがアトピー性皮膚炎とわかってから、2か月ほど経った頃。
この怒涛のような日々を振り返る余裕が出てきたところで、新聞にまとめてみようと思い立ちました。
この頃は大変だったけど、今振り返ると、よい思い出です。
原文は、手書きで書きなぐっているので、noteで発信するに当たり、表現等付け足したり直したりしています。
今回の原文は、こんな感じ↓↓↓
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