共通テスト「情報1」 #3_情報社会の問題
お久しぶりです。前回の記事「共通テスト「情報1」 #2_試験概要」では試験範囲でどのような単元が出るか説明させていただきました。前回記事をまだ読んでいない方はぜひこちらを先にお読みください。
今回は、4つ範囲がある中の1つ目の情報社会の問題ついての概要及びどのようなことを覚えていくべきかを説明いたします。
※情報担当者の記事について、今回からですます調で記載しておりますが、記入者は同一人物です。ご了承ください。
情報社会の問題について
前回でもリンク搭載した教員研修用教材の中の情報社会の問題中に具体的な内容が記載されているため、ぜひ読んでみてください。
大変イメージがわくと思います!
さて、情報社会の問題を解決するために身に着けてほしいことが5つあります。順番に下記の通りとなります。
(1)情報やメディアの特性と問題の発見・解決
(2)情報セキュリティ
(3)情報に関する法規、情報モラル
(4)情報社会におけるコミュニケーションのメリット・デメリット
(5)情報技術の発展
順番に上記の資料(情報社会の問題)を引用して順番に説明いたします。
(1)情報やメディアの特性と問題の発見・解決
上記資料について、ビジネスマンでも一般的に使っている手法の理解も情報1として学び活用していきましょうという文科省の意図が見えるとともに、情報を利活用するうえで情報と関係なさそうなことも情報とつながっていることを理解していただきたいです。
こちらについては、手法や単語を丸覚えするというよりは、日ごろ班でグループワークをするときにどうやって案を出してきたかな?
友達に情報を伝えるときはどのように伝えたほうがいいかな(口頭、メール、SNS等)?
また、伝えるにあたり分かりやすく認識相違なく伝えるためにどうしたらいいかな?と日々考えなが過ごして力を養ってほしいです。
そしたら実体験ベースで覚えていけると思います!
(2)情報セキュリティ
情報のセキュリティは情報を学ぶ上で絶対外せない単元です。SNSに登録する時にパスワードを決めるときがありますよね。パスワードを1111にしたら、もしログインIDがばれたときに不正にログインされてしまうと思います。
皆さんもこの単元を学ぶ際に情報を守るために、どのように工夫したらいいか(パスワードを複雑にする、二段階認証にする、スマホをなくしたときにどのように対応するか等)を常に意識して過ごしてほしいです。
こちらについては、セキュリティを守るためにどうするべきかということを考えたうえで、覚えるべき要素(上記資料ではCIA(機密性、完全性、可用性))を覚えていってもらいたいです。
(3)情報に関する法規、情報モラル
皆さん、著作権という言葉は聞いたことがあると思いますし、宿題等で本から引用した際に、出典元を書いて気を付けたと思います。これも情報を活用するうえで大切な存在です。
同じように皆さんには情報を出すうえで気を付けることがたくさんあります。SNSをたくさん使う皆さんにとって、個人情報については特に、気を付ける必要があります。どこまで公開してもよいのか、犯罪になるような投稿はしていないか等です。
これについて、この単元では学べるのでぜひ、自分を守るという意味でも学んでほしいです。そのうえで産業財産権には何があるか、それがあることで何が守られるか、どのようなことが個人情報にあたるかというようなことを覚えてほしいです。
(4)情報社会におけるコミュニケーションのメリット・デメリット
スマホやSNSが発達した結果、メリット、デメリットがあると思います。
メリット→素早い情報の伝達、人間関係の構築のしやすさ、情報の入手のしやすさ等
デメリット→スマホの長時間利用による学業不振、SNS投稿による人間関係の亀裂等
このように肌で感じていることを思い出したうえで、上記資料のようなグラフを読める状態にしておきましょう。
(5)情報技術の発展
皆さんが当たり前に使っている、電子決済やスマート家電は10年前にはありませんでした。ここ数年で急激にITを使ったシステムや仕組みが発展しています。
過去、どのようなITシステムができてきたか、これからどのようなITシステムができているか(数年後にできるといわれている製品等)について、興味を持って仕組みとシステムを覚えていってほしいです。そのうえで、新しいITシステムができた先の未来について、皆さんには考えてもらいたいです。
5単元について、記入させていただきました。皆さんは、単語の丸暗記をする前に日常と覚えるべきことを結び付けてほしいです。そうすることで、情報社会の問題について、詳しく理解できるとともに共通テストの情報1を得点源にできると思います。
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