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胡散臭い?最近よく聞く「ブランディング」とは?

ここのところ非常に聞くようになった「ブランディング」という言葉。

最近ビジネスの現場で耳にすることが、以前より多くなったかもしれません。表層的には、「付加価値をつけて高く売ろう」みたいなノリで使われているのでしょうか。

正直なところ、自分はこのワードが好きではないのですが、とは言えビジネスをする上、いや人生において必要なことだと考えています。


自分が考える「ブランディング」の意味

私は、ブランディングとは、その企業(もしくは人)のスタンスやビジョンを伝えること、だと定義しています。めっちゃシンプルです。

付加価値がどうのとか、高く売るだとか、それは結果論であってそこは最重要ではないと思います。

簡潔に言うなれば、その会社(個人)のどの要素を見てもスタンスやビジョンが伝わってくるようにする活動でしょうか。

伝える。そんなん当たり前じゃないの…?

なんて考えているかもしれませんが、現在の日本企業できちんと自社のスタンスが顧客に伝わっているところはどれだけあるでしょうか。そんなデータはおそらく存在しないと思いますが(汗)、きっと少数でしょう。

いやいや、ウチのホームページの「自社のビジョン」とか「コンセプト」ページにきちんと書いてあるから。

はい、それもブランディングではありますが、たくさんある要素の一部にすぎません。それに、果たしてそのページは100%お客さんが目を通してくれるのでしょうか。

ホームページを見ても、会社の従業員を見ても、そこの店舗や商品を見ても、どの方向を向こうが「その共同体のビジョンが伝わってくる」そんなイメージです。さらに細分化するなれば、そのホームページのロゴやテーマカラー、フォント、写真や動画からもそれが伝わってくるようなものにする、ということ。

「ウチはコレです」と明確にする活動を、粛々と続ける。

究極的には、これがブランディングなんだと考えています。

「粛々と続ける」というのがキモで、すぐに結果が出るわけではありません。

ルイヴィトンがはじめから多くの人に支持されていたわけではないでしょうし、とらやの羊羹だって最初から今のブランド性があったわけではないはずです。

ブランディングという言葉がライトなノリで使われていますが、そもそも数ヶ月、数年で「あらよっと!」とできるような活動ではないと思います。

ブランディング。

まずは自分自身のことを内省、掘り返してみるというところから始めてみてはいかがでしょうか。

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