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27年ぶりのSingapore 僕が海外に旅に出る理由

27年ぶりにシンガポールに来ています。

というのも、僕は小中学校時代をほぼこの国で過ごしたので、旅行というよりは里帰りに近い感覚で懐かしさを感じています。(親の仕事の海外転勤で7年ほどいました)

子供時代の多感な時期を、肌の白い人から黒い人まで、様々な宗教を持つ人々が暮らす多様な国に身を置いた経験。

これは、今になって本当に貴重だったなと感じています。

優劣をつける気はありませんが、内向きで村社会、そしてユニフォームカルチャーな僕たち日本とは対照的で、「人は違って当たり前」ということを、シンガポールにいると改めて感じさせられます。

自分ちの民族だけで生きている僕ら日本人は、どうしても「みんな同じである」と錯覚してしまったり、皆と違った道を歩く人を変わり者扱いしたりしてしまう傾向があるよね。

シンガポールは、様々なバックグラウンドを持つ人たちが同じ国に生活しています。ゆえに、「人は皆違う」ということをナチュラルに学べるし、色々な答えがあるわけだから、寛容になれると思うのです。

旅行するもしないも自由だし、海外に行けとか、そんな押し付けがましいことを言うつもりは全くありません。そして、日本にもいいところはたくさんある。

でも、僕ら日本人は大前提として、画一的な価値観を持ちがちで、あまりよろしくない意味で「皆一緒でしょ!」と思っていたり、それを他人にも強要しがちな節があると思う。それが巡り巡って、なんだか得体の知れない息苦しさになったり。

一つの国の当たり前しか知らないと、どうしても考えが偏ってしまうし、人にも自分にも優しくなれないなと感じます。

異国に身を置くことは、凝り固まった自分の価値観をほぐしてくれる。

そんな気がして、僕は旅を出ることをやめられないのです。

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