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昼休みの散文

見えない
少し前からメガネの度数が合わなくなってきている気がして、やっとメガネを調整しにいった。
悪かった右の視力が更に悪くなっていて、左右差がすごいことに。何なら左は普通より見えてる。何でも私の利き目が右らしく、右ばかり使っているからこういうことになってしまうというような説明をされたので、それならいっそ右目を眼帯で封印したらどうなんでしょうか?と提案したら、ちょっと何言ってるかわからないみたいな対応されてあーあー明日が見えない。

言葉の重みとか
以前、山に行った帰りに寄った温泉施設で知り合った女性とひょんなことから連絡先を交換して、それ以降たまに連絡をいただくのだけど、その女性は割とあけすけな性格で私生活を大っぴらに文章にして送ってくれる。私はどちらかと言うと報連相のみの連絡しかできないタイプだから、毎回どうやって文章を引きのばすか頭を捻るのだけど、ひとつ彼女にモノ申したいことがあってそれを伝えることにした。
彼女は「ごめんね」という言葉をすごく使うのだ。もう毎文こんなとこに居るはずのないごめんねがいる。
ずっとそれが気になっていて、気にしたら余計にごめんねが際立って、ちょっとストレスにも感じていたからやんわりと「〇〇ちゃんはよくごめんねって言うけど、私は些細なことは気にならない性格だから気にしないでね。それに謝らなきゃいけない風に感じさせちゃったかなって私も気にしちゃうから謝らないでいいからね(可愛い絵文字)」
どうだ、ばっちりだろうと返信を待つ。
「そっか、私そんなに謝ってたんだね!ごめんね!」
ぶほぉ。ちっとも響かねぇや!(言葉の重みとかって考えたことある?)
ちょっとしたごめんねなんかは「ありがとう」に変えて伝えた方が気持ちがいいと思うのだけど、どうだろう?
しかしこういうのは会話ではないなって思うから、もう言わないけどね。

シークレットウィンドウ
間取りが気になる性分なので、不動産屋を見かけては貼ってあるお部屋情報を隈なく眺めてしまう。なお引っ越す予定はない。
間取りを見て、ここに住んだらどこに何を置こうかしら、やっぱりちょっと狭いかな、ここのデッドスペースはどうしようか、なんて想像するのがどうしても楽しい。間取りだけじゃなく、駅からの距離感、近所のスーパー、薬局、商店街、川はあるか、緑はあるかまで考えれば、妄想の中で私がそこに住んでいる絵が浮かぶ。大抵自転車を漕いでいる。
友人とどんな家に住みたいかという、宝くじ当たったら何に使う?の次に夢のある話をする時、一番に頭に浮かぶのがジョニーデップ主演の映画、シークレットウィンドウに出てくる山小屋だ。
スティーブンキングの作品で賛否両論ある映画だけど、こんな素敵なヴィンテージカントリースタイルの家にジョニーデップが住んでるだけで超楽しい。何言っちゃってるの?である。シークレットウィンドウはスティーブンキングのサイコスリラーであるけれど、もう何にも起こらなくたって構わない。
別にジョニーデップが好きな訳でもないのだけど、ショコラとシークレットウィンドウのジョニーデップはズルいわぁと思う。隣の小屋に住んでたら庭に出る頻度7割増しだよ。

ちなみに私はストーリーも好きだよ。

話がそれたけど、間取りで言えば何もないだだっ広い平面が好き。
壁があったら壊したい。壁ではなく、家具で何となく区分けして、ごちゃっとしているようで自分の好きなものを集めた統一感で、片付いているより散らかっていることが様になるような家がいいな。ラグだけは高いのを買いたい。やっぱり高いラグはカッコいいから。

S君
ライターのS君から「またひとつ書けたから読んでくれない?」という連絡が来て二つ返事で了承し、PDFを送ってもらった。
連絡が来た時は丁度バタバタしていて、急いでやることを片付けPDFをプリントして珈琲を淹れた。やっぱりきちんと向き合って読む時は紙がいい。
短編だったから時間もかからずに読めたのだけど、読み終えた感想としてシンプルに上手くなったなと思った(どの立場で)
以前送ってもらった短編もすごく良かったのだけど、誤字とかそういう部分じゃないところで気になる部分があって、S君に質問しまくった記憶がある。私の「これ、間取りはどうなってる?間取りが気になる」という質問にはS君も「間取りのこと言って来たのはジェーンさんだけだよ」と引いているにもかかわらず、「だってここにテレビがあってお父さんがいたら、そっちに庭があったらおかしいじゃない」とここでも間取り好きを発揮して詰めてしまった。
S君が優秀賞を取って紙面に載ったその作品はとてもスッキリ良くなっていた。直す力もすごいや。
それが今回の作品は気になる箇所が誤字とか言い回しの面だけで、ストーリーに関して一切なかった。序盤からスッと物語に入ってS君の世界に浸れて、読み終えて興奮していた。そのスムーズさから出た言葉が「S君上手くなったね」だ。その作品もきっと賞に出すはずだから、ハマる賞に応募できるといいな。絶対いいところまで行くと思う。楽しみだ。

リップモンスター
コロナのマスク生活からKATEのリップモンスターがマスクをしても落ちないという理由でバズって、私の周りでも以前話題になっていたのだけど、見る度売り切れていて買うことも出来ないまま何年も経った。
この間大人っぽいリップを探して薬局に行ったらずっとここに居ましたという感じでリップモンスターが並んでいるから、05番の暗い赤茶を購入してみる。こういうカラーってトライしてこなかったから新鮮で「こんにちは新しい私」ってちょっとくすぐったい感じで出社したら、デーモン小暮とか閣下って呼ばれてる。
違うもん、吾輩はジェーンだもん。

何だか書き始めたら溜まってたんだねぇと本人も言いたくなるくらい長くなってしまったけど、それもいつも通りです。

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