2023年の読書を振り返る
今年の読書は合計138冊でした!
6月に始めたnoteの記事投稿は合計82件!
読むのも書くのも本当に楽しかったんですけど、ちょっとのめり込み過ぎたかも。なにごともほどほどに。
読書習慣を復活させてからここ2-3年の読書の所感として、どんなジャンルであれ、昔より自分の中に内容がすっと入ってくる本が増えたなと感じます。
心理学で、"学習において特定の行動や知識を習得できる発達準備が整ってはじめて、教育や学習が有効になること"をあらわすレディネスという概念がありますが、まさにそれ。
読書を深めるためには、きちんと現実を生きることが外せない条件だなと思います。
読書感想文は週に2-3本ペースで公開しているのですが、下書きが常に15-20本くらいあるので、公開までに1か月半から2か月くらいの時差が……
でも、他の方に読んでいただく文章はそれくらい寝かせてもう一度読み直すくらいの方が客観的に自分の書いた初稿にツッコミを入れられて(これでも、ね)ちょうどいいのかもしれません。
「よかった本」の選定は悩ましい
この一年のベスト3!とかを選ぼうかと思ったのですが、読書リストを見返していると「よかった本」というのにも、いろいろな観点があるなと。
魯迅の作品は出会えてよかったなと思いましたし、『一九八四年』も永遠の名作感あって好きでしたし。
ビジネス書も経営〜組織〜マーケティングなど満遍なく読めて視野が広がりましたし。
選書の傾向を見ていると、心理学やジェンダーに興味があるんだなと改めて気づきましたし。
そこで、この記事ではわかりやすい観点として「本棚に本を置かない主義の私が本棚に残している本(もしくは残したい本)」を紹介したいと思います。
1.決断の本質
▼詳細な感想文はこちらに
「失敗から学べ」とはよく言いますが、なにを学ぶのかがものすごくクリアになる視界良好誘い本。錚々たる失敗事例が並んでおり、ものすごく説得力ありました。
2.詩人のための量子力学
本棚に残っているのはこの本が未読了なこともあるのですが……
とにかく物理科学研究の進化の過程がドラマチックに書かれていて推理小説並みに面白いです!
読んでいると「え、ちょっと不思議すぎて怖いんだけど?」「次どうなるの?!」って本気で思います。
今後も何度か読みたくなると思う内容なので、本棚に残留。
3.相対化する知性
▼詳細な感想文はこちらに
今年のはじめはAIにハマっていたのですが、松尾さんの説明はとてもわかりやすく、かつAIの活用・未来についての考え方にも共感する部分が多く、良書だと思いました。
4.学問のすすめ
▼詳細な感想文はこちらに
きちんと読んだらすごかった本。はっとさせられる、本質をつくような文章が多くて、世の中に嫌気がさした時に、たまにパラパラ読むと良いなあと。
きっと「諦めちゃだめだ」と思えるから。
5.羅生門 蜘蛛の糸 杜子春外十八篇
読書中。
芥川龍之介はもともと好きなのですが、今回この文庫に所収されているものを再読してやはりすばらしいと感動。ますます大好きになっています!
詳しくは後日感想文書きますが、これは手元に置いておきたい。
他にはこれから読む予定の『文明崩壊』(前に一度借りて読んで、今回購入して2回目)や、『サピエンス全史』も残留候補です。
それから、このシリーズもわかりやすくて良かったんですよ〜
子供部屋の本棚蔵書候補『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』!
こうして見てみると、私はなんらかのテーマについて、俯瞰的に流れを追える本が好きなのかもしれないですね。
(どの本も総合性だけでなく、緻密に練られたストーリーや内容の充実ぶりがすばらしいと思うから惹かれるのですが)
読みたい本のウェイティングリストがハンパない状態になっているので、来年も読書は続きます……
みなさま良いお年をお迎えください。
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