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うつ病ライターの活動、うつ病が強みになる?

うつ病を患ったことが記事の強みに


最近の自分の記事のアクセス状況を見ると、
うつ病ライターの仕事の記事が人気のようだ。

ライターを目指している人が多いことがあるだろうが、
ライター関連の記事はnoteだけでなく、あらゆるところで、あふれている。


副業ブーム、在宅勤務ブームのコロナ以降、
ライターをやりたい人が増えたように思う。

以前はもともと文章を書くのが好きで…、
と執筆意欲がきっかけで、
目指す人の多かったライター職が、

今や資格なしで始められる、
副業として注目されているイメージだ。

そのため、ライター関係の記事は、

「どうやったらライターになれるか?」
「読まれる記事の書き方は?」

などの実践的なものから、
すでにライター歴の長い人の、
ライティングに関するブログまで
多種多様だ。

その中で私の何気ない記事が
読んでもらえるということは、
やはりうつ病の経験を何かに活かしたい、
と考えている人が多いのではないか?

またうつ病の特性もあり、
自宅で、あまり人と接しなくても能力が発揮できる仕事として、
健康な人以上にうつ病の人がライターを目指しているのではないか?
といったことが考えられる。

そこで、今回
私の場合、うつ病患者としての経験が、
どのように記事にいきているか、
少し語ろうと思う。

数ある記事とは異なる視点


今回書いた記事は、「治験」に関する内容だったが、
正直すでに、治験について説明している記事はたくさんある。

その中で、うつ病がいきてきたのは、
不安点を解消するような視点だ。

例えば、「治験」を調べようとすると、
少し尻込みしてしまうような、
高額バイト斡旋?!風のサイトも出てきてしまう。

しかし、調べを進めると、
「うつ病患者への治験」のような、
特定の疾患を持った人への治験案内のサイトへ行き着く。
これは先程のバイト斡旋風のサイトとは、
だいぶ雰囲気が違う。

このことを知るだけで、
実際の治験登録に進むときに、
だいぶ印象が違う。

しかし、多くの治験の記事は、
記事を書いている人が、
「治験を受けたい」と思っているわけではないのだろう。

サイトの違いなど、
治験に登録することを前提とした
ノウハウ的な情報は少ない。

正しい知識は身につくものの、
具体的なことや、実際の治験の雰囲気は
あまり書かれていない。
そのため、「治験」に関する不安も払しょくできない記事が多いように感じた。



そこで私は特定の疾患の人が利用する治験募集サイトからさらに、
現在募集している治験を検索してみた。

自分の条件(病名、性別、年齢、○県在住)を入力し、
実際の募集内容まで読むと、

○日までに事前検査を受けるここと、
通院は15回で3ヵ月間など
具体的に治験がどのようなものかわかるようになった。

また治験を受けるかもしれない、という意識のもと情報を集めると、
他にもいろんな点が見えてくる。


これまで、治験(=新薬の承認のための臨床試験)を
受ける側のメリットなんて、
正直金銭的なことくらいしかないと思っていた。

しかし、実際は
治験を通して、自分の症状にあった細やかな検査を受けられ、
より深く自分の症状を分析し、
治療に取り組んでいけることが分かった。

また治験には、専門医のほかに、
治験コーディネーターがバックアップについてくれ、
通常の治療以上に細やかな聞き取りもしてくれる。


単に薬を試すだけではなく、
治療の一環として、
治験が見えてきたのである。

今回執筆した治験の記事には、
うつ病患者だからこそ
「実際に治験を受ける」可能性をもって、
執筆できた。

そのことで、ただ治験を知るための記事ではなく、
治験を受けることを実際の選択肢として持ってもらうための記事
を書くことができたのである。

自分がうつ病患者だからこそ、
書けた文章、
それはうつ病だからこその不安感と、
治療に対する探究心に基づいていた。

これからも、
うつ病に関わる記事を書くときは、
うつ病歴が長い私だからこそ書ける文章を
心がけていきたい。


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