見出し画像

オープン就労を目指して#06うつ病を事前に告白したい理由

今日も労働移行支援へ行ってきた。

単発ではなく、長中期、
決まった職場で働くのが、
自分の最終目標だ。

いきなり正社員は、
子供も小さいし、
体調的にも無理そうなので、
まずはパートか派遣かアルバイト。

その程度の働き口なら、
自力で探せそうでは?
と思うこともあった。

それでも私は就労移行支援へ通う。

それは、オープン就労を目指していることが大きい。

うつ病のオープン就労=精神的な面で考慮してほしい?

私がうつ病をオープンにして働きたい、と考えたのは、
精神面で考慮してほしわけではない。

「私にはオブラートに包んで言ってください」
とか
「この手の話題はNGです。」
ということはもちろんない。

私の中で、抑うつ状態の苦しみは、
風邪で熱が出た、
という感覚に近い。

誰のせいでもない、
ウィルスの作用で、
熱が出るように、

抑うつ症状もまた、
誰のせいでもなくても、
突如起こることがある。

気候や女性ホルモンが関係しているときは、
特にそうだ。

もちろん、客観的に見て、
明らかなハラスメントになるような態度を取られるのは避けたいが、

それ以外のコミュニケーションはそれなりにこなせるまで、
体調は戻ってきた。

ではなぜ、職場に話しておきたいのか?

それは休むとき、シフトを決定するとき、
嘘をつくのが苦痛だからだ。

休むとき、嘘をつくのは想像以上のストレス

私は10代でうつ病を発症したので、
基本的に健康な状態で働いたことはない。

それでも
出産前はあまり休まず働けた。 

健康な人とあまり変わらない程度だろう。

とはいえどうしても動けない日は休まざるを得ない。

…なんて説明して休もう…?


嘘も方便なのだから、
詳しい病名などを聞かれたら、
熱が出たといえばすむだろう。

でも、嘘をつくのは予想以上のストレスだ。
仕方なく
「体調が悪くて休みます」と曖昧な言い方になってしまう。
(実際は、低血糖や低血圧状態になり、
本当に動けないのだが。)

でも、次に出勤した際
「私は熱が出たって出社する。」
と言われたり、
「結局何の病気だったの?病院には行ったの?」と次々に質問されたりする。

熱で出勤しても、その後健康が維持できる人は熱が出ても出勤した時代があっただろう。
(当時コロナ禍ではなかった。今ならこんな認識はないはず)

「ここで無理したら、
下手したら退職しなければいけないほど悪化する危険があるので休みました。」

…と言いたいけどいえないよな…
うつ病の説明しないといけないしな…

と内心思いつつ、
ただただ謝ったり、曖昧に説明したりしてやり過ごしてきた。

逆に
「大丈夫ですか?無理しないでくださいね。」
と優しく気遣ってくれる人もいる。

そんな優しさにも、誤魔化した答えしかできないのは辛い。

もし、職場にあらかじめうつ病だと言えていたら、
こんな時、少なくとも嘘をついたり、
曖昧な言い方で逃げたりしなくて良くなるのではないか?
と思う。

隠そうとすること自体がストレス

休むとき以外にも、
うつ病を「一生懸命隠そうとする」と、

会話の端々で誤魔化したり、
小さな嘘(元気なふり、薬を飲んでないふり)をつかなくてはいけない。

人前で薬を飲むことさえ隠して、
トイレの個室で飲んでいたこともある。

これからは、そんなことをせずに、
「闘病中ではありますが、給料分はしっかり働きます!」
と、
堂々と働きたい。

そのためにもやはり、
就労移行支援へ通い、
病気の開示について考えること、
開示して働く道を模索することが、
今の私には必要だと思っている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?