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そもそも病気とは、健康を守り生命を維持するべく組み立てられた自然の仕組みから人間が離反した結果として生まれてくるものなのだと。

アナスタシア 1から抜粋させていただきます。

p139
何をいつ食べるべきかは身体が知っている

「技術優先の世界の環境では、今とちがう人間の暮らし方をイメージするのはとても難しい。
闇の勢力は、人間にはじめから与えられていたこの世界の自然の仕組みを、自分たちの、やっかいで、人間の性質とは矛盾する人工システムにおきかえようと、たえまなく動いている」

私はアナスタシアに、彼女の哲学的思考や主観を入れずに、もっとわかりやすく話してほしいと頼み、彼女はうなずいて話を続けた。

「人は何を、いつ、どのくらい食べるべきかというあなたの質問には、個人の体組織、つまりその人の身体が最適の答えを出すはず。
空腹や渇きは、人が食物を必要とするときに出される信号として、一人ひとりに与えられている。
空腹を感じるときが、その人にとって食べるべき最適のとき。
でも、技術優先の世界は、ある人が食物を欲したからといって、すぐに空腹や渇きを満たす機会を与えたりせず、個人の無力なものとして、すべてを鋳型にはめこんでいく~それなりの理由で正当化しながら。

考えてみて。
Aさんは半日間、ほとんどエネルギーを消費することなく椅子に座っていて、Bさんは肉体労働あるいはランニングをして、たくさん汗をかいて、Aさんの十倍以上のエネルギーを消費したとする。
それでも、AさんとBさんは同じ時間帯に食事をするでしょ。
人は自分の体が信号を送ってきたときに食事をすべきで、自分の体以外にそれを的確に教えるものはない。
あなたがたの世界ではほとんど実行不可能だということはわかる。
だけど、ダーチャの庭にいたら、それは可能でしょ。
そういう人たちは、不自然で人工的な食事のガイドラインなど忘れて、恵まれた立場を活用すべきだと思う。
それから人は何をたべるべきかという質問にたいしても、同じことが言える。
答えは、その瞬間に与えられているものをたべる、ということ。
必要なものを体が選ぶの。
ふつうとちがうことだけど、ひとつ教えるわ。
あなたの住まいの近くに動物(犬とか猫とか)がいたら、よく観察して。
ときどき、たくさん生えている草の中からあるハーブをピックアップして食べているはずだからそのハーブを三~四本とって、あなたの食べ物に加えるの。
毎日やる必要はないわ。
一週間に一回か二回で十分。
自分で収穫した穀物を、すりつぶして粉にして、その粉でパンを焼く。
これはとても重要なこと。
このパンを、年に一回か二回食べるだけで、その人にはエネルギーがしっかりと蓄えられるし、内なる精神力を活性化する能力も与えられる。
このパンにはその人の身体の状態を良い方向へと整え、精神を落ち着かせる働きがある。
これを親戚とか、あなたにいちばん近い人々にあげることもできるし、あなたが真心こめてプレゼントすれば、彼らにもとても有益なものをもたらす。
少なくとも夏の間に一度、三日間、庭にあるものだけを食べて過ごすと、健康にいい。
それにパンとヒマワリのオイル、塩をほんの少し」

アナスタシアがどのように食事をとっているか、それについてはすでに述べたが、彼女はこうして食生活について話している間も、ハーブを一本、二本と、無意識にとっては口に入れてかみ、私にもくれたりする。
私は思いきって食べてみたが、さしたる印象もなく、といってむかつく感じでもなかった。

アナスタシアが自分の体に栄誉を与え、命を維持するプロセスは、自然に委ねられていて、彼女が自分で考えることはなかった。
彼女の思いは別のことで占められているからだ。
いっぼうで彼女が健康であることは、その並みはずれた美しさの欠かせない要素だった。

アナスタシアによれば、自分の庭にある土や植物と交流してその関係を確立している人は、あらゆる病気を自分の体から追い出すことができるらしい。

彼女は言った。
そもそも病気とは、健康を守り生命を維持するべく組み立てられた自然の仕組みから人間が離反した結果として生まれてくるものなのだと。

自然の仕組みにとっては、どんな病気との闘いも問題ではない、なぜなら、自然の仕組み自体がその目的で存在しているからだと。
そして、自然界の一部である小さな庭で情報交換をする人たちにもたらされる恵みは、病気の克服にとどまらず、それをはるかに超えた素晴らしいものなのだと。


どうぞご参考に😊

我が家の犬も散歩の時に、特定の草を食べています。
明日はそれを食べてみようと思います。🍀

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