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4:『プリデスティネーション』2015年2月日本公開/オーストラリア製作SF映画

監督・脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ(兄弟)

原作   :ロバート・A・ハインライン著 短編小説『輪廻の蛇』

出演   :イーサン・ホーク、サラ・スヌーク、ノア・テイラー他

現在、YouTubeにて期間限定無料公開中!!

オススメに何度か上がってきていたが、しばらくは放置。
ある夜、時間に余裕ができ然程他に視聴したいものがなく時間的にも2時間もない映画だったので、視聴を開始。

久し振りにじっくり観る、イーサン・ホーク。
途中現れたイケメン、レオナルド・ディカプリオかと思った。
若かりし頃の初々しいを少し通り過ぎた頃のレオを思わせた。
ストーリーが進むにつれ少しずつ違和感を覚え、それが大きくなり交差し始める。

そして、、、

ー 鶏が先か?卵が先か? ー
ー いや、雄鶏が必要だろう…  ー

観て損はなし

そう鑑賞後に思った。
何の気なしに観始めたはずが、あっという間に物語にのめり込み鑑賞完了。
決して、スッキリするENDでもハッピーな完結でもない。
が、モヤモヤするENDでも残念な完結でもない。

伏線という伏線は回収されまくり、気持ちの良いカットと映像でお送りされる。
鑑賞途中、何度も“繋がり”を感じ予想できるが、決して「やっぱりね」という様な安易で残念な観せ方ではない。
ストーリーだけではなく、観せ方・映像も気持ちが良い展開。

とにかく、観て損はないと感じた作品。

ラスト以後の感想

これは、きっと人それぞれの感想や予想がある。

良い方向へ展開すると考える人
変わらずループすると考える人

おそらく、大きくはこの2展開の未来?予想となると思う。
その他、、、は、その人の想像力によりけり。
1時間40分もない名作、お時間ある時に楽しんでいただきたい。

いつまで【無料公開】かは不明ですが・・・
自分が試聴した時は、試聴回数30万いかないほどだったのが、現在は70万に届く勢い。
さて、どの位まで伸びるか。

パラドックスについて

paradox : 語源はギリシャ語
       para(反対の)とdoxa(意見・通念)が合わさってできた言葉
      +
      1530年代のフランス語paradoxe(一般的な信念や期待に反する声明)
      から派生し、ラテン語のapradoxumへ
      (見かけ上は不合理だが実際には真実である)という意味の名詞

どういった意味や内容を含んでいるのか?

 逆説・逆理・ジレンマ・矛盾
 定説に逆らう
 矛盾しているようで実は真実を述べている様な主張や状況
 正しそうな前提も結果矛盾した結論が導かれる問題のこと

代表的なことわざ
 「急がば回れ」 →   危険な近道よりも確実に安全な遠回りの方が結果早く着く
 「負けるが勝ち」→   無意味な争いを避けることで最終的に自分の利益に繋がる

なんだか、、、簡単な様で難しい。
とても哲学的な様で道理を得ている感じ。
ことわざの例が分かりやすかったかな。

オススメ映画

タイムパラドックスとはいかずとも、タイムトラベル要素のある映画

『ミッドナイト・イン・パリ』
2012年5月日本公開のパリ撮影、スペイン製作、アメリカ映画

監督・脚本 ウディ・アレン
主演 オーウェン・ウィルソン

題名の通り、主に夜のパリが舞台となる物語。
現在の状況に不満を持ちつつも婚約者や友人などと僅かなパリ生活を楽しむ主人公ギルに訪れた、突然のタイムトラベル。
しかも、自分が愛して止まない古き良きパリときた。
現在と昔のパリを行き来し、ギルに起きたこととは?感じたこととは?

前作のハラハラドキドキの展開とは違い、コミカルで楽しく良い意味で気楽に鑑賞ができ、きっと「いつの時代も思う事考える事は変わらんか…」と少しおセンチな気分にもなれる映画かと思います。

お時間と観る気があるお方は、どうぞ鑑賞してみてください。


それでは、また!

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