見出し画像

梅仕事(2023)〜後編〜

前回の続き

梅収穫を始めてから、早いもんでもう3ヶ月以上が経過し現在ギリ9月上旬…で、もうすぐ中旬に突入しようとしています。
日中はまだ暑さを感じますが、朝晩はだいぶ涼しくなり過ごしやすくなってきた感あり。

そして、自分はとても『秋の匂い』(秋の風とでも言いましょうか)が大好きです。
つい先日(もう昨日か一昨日かも覚えていない…)、朝窓を開けた時に感じた風がとてつもなく大好きな『秋の匂い』だったため、声が漏れたほど。
(もう、漏らし発した言葉も覚えていない…)
同じ位『春の匂い』も大好きです。
自分は、四季の“匂い”で季節を感じます。

ただ残念な事に、大好きな『秋』も『春』も年々短さを増している気がします。
無くならない事を祈るばかりです。
まだまだ語りたいですが、“匂い”や“季節”に関してはまた別の機会に。

本編へ戻ります。
前回の続きです。(↓前回)

6月下旬

梅シロップを製作しながら、大梅をどうにかこうにか塩漬けし終わった前編。
その後、畑にどうにかこうにか育ってくれた“赤しそ”を収穫し、大梅以外の早めに塩漬けをしていた「青梅」や「小梅」へ。

上:青梅、下:小梅
画像には残していないけど、混合梅にも少々投入

赤しそはまだ少なく、投入に十分な量は足りていなかったけどとりあえず入れたくて入れた。
今では手が付けられない程茂っている赤しそ。(消費に困るほど。。。)

7月上旬

梅干しはまだ漬け中なので、そろそろ良い塩梅の『氷砂糖漬け梅シロップ』をボトルへ移し保存へ。

梅、もっと早く取り除くべきだった感、、、反省

今年は沢山の梅を頂き、有難いことに冬にも『梅シロップ』を楽しめそうです!
もしかしたら、来年の収穫まで保つかな〜?どうかな〜
ただ、梅はずっと漬けているのではなくもう少し早めに取り除いた方が良かったかも。

前編の『時短!炊飯器仕込み梅シロップ』の梅は甘く酸っぱくて美味しかったけど、これは何だか漬け過ぎたのか?酸っぱいというよりは苦くなっていて美味しくなかったのが残念。
“炊飯器仕込み“の実は柔らかかったのに対し、瓶漬けの実は全ての水分が出きったのか?シワシワで固かった。

シロップ作りに関しては、自分的には瓶使用よりも“炊飯器使用”で時短の方が一気に作業が出来、漬けた梅の実の状態を気にしなくても柔くて美味しくできるのが良いと感じた。
来年もシロップを作るのであれば、“炊飯器仕込み”か“はちみつ漬け”にしようと思う。

7月下旬

青梅の塩漬けに関しては、土用丑の日を待たずして天日干しへ。
(タイトル画像:青梅とシソを干している様子)
実は、青梅に関しては前編で「梅酢の上がりが悪く、塩不足かな?」と不安視していたのが的中?
梅酢が上部(梅の上)まで上がりきる事がなく、しばらくすると酢が糸を引き出し困惑。

色々調べて、2パターンの対処法を探し検討、、、
 A、梅を取り出し、梅酢を煮て冷ましてから再度梅投入
 B、梅が浸かるくらい酢を足す
考えに考えて、Aはめんどくさいから嫌だとなりBに決定。
別にカビが生えていた訳ではないので、とりあえず“酢”を足してみて天日干しまで注意深く監視。

そして、梅干しはどうやら『かまってちゃん』らしい。
という事で、その後は毎日毎日青梅入りの瓶の囲い(広告で光をシャットアウト)を取り、中身を確認し、梅酢も赤しそも満遍なく全体にもれなく行き渡るように瓶を回し構うという作業を繰り返し続けた。
結果、カビが生える様なこともなく…というか、生えるのを恐れ丑の日待たずして青梅は天日干しへ。

②の大瓶分は既に完食済み

①は少々心配していたけど、干し終わるとカビのような白点は無くなっており2〜3日の内に早々に食しました。
③の赤しそは、青梅漬け分+新たにガシガシ茂り出した赤シソを収穫し→洗浄・乾燥・塩揉み後→天日干しにしてふりかけへ。

そして、樽内の大梅にもついに赤しそ投入!

キレイに染まっています!

大梅については、9月現在も↑このままの状態。
干してもその後の梅干しをきちんと保管できる“冷暗所”、がないため。
室内だろうが、倉庫内だろうが、暑過ぎる)))
そして、確実に安全な冷蔵庫内は現在先約(先に天日干しした梅干し達)がいる。

なので、このままきちんと梅酢に浸かっている状態の方が室内では安全なのだ。
もちろん、たまに確認しては少し袋を動かし梅酢を行き渡らせる構いよう。
8月の猛暑というか酷暑の中も、ほぼエアコン不使用でこのキレイさを保っている。
「すごいね、梅酢」

ちなみに、梅農家さんでは塩漬け後に天日干しし、再度梅酢へ戻し赤しそを入れる作り方をされる所もあるようで、その方がキレイな赤色になる様子。
自分としては「梅酢」を吸った熟熟した梅干しよりも、干した後の水分少なめの梅干しが好み。
だから、赤しそ漬けてから干すスタイル。
きっと熟した果物が好きではなく青々した果物が好きな様に、梅干しもその類だと思う。
カリカリ小梅は干さなくても食感が“カリカリ”なので、好み。

8月上旬

天日干しまだの、小梅について。
ジップロック漬けで問題なく良い状態を保っており、数日遅れて投入したにも関わらず煮沸した卵の殻が良い仕事をしており、試食時にはカリカリとした心地いい食感。
(おお、これならば!)
と、「カリカリ小梅」をお裾分けし喜んでもらったのでした。

開閉したので、常温保存から一応冷蔵庫へ移動。

8月中旬

が、数日後に小梅に異変が…
(あれ?梅酢糸引き出した??)
考える。

おそらくお裾分け分に、カビたりしないようにと瓶詰めした梅がしっかり浸かる様梅酢を入れたので、残りのジップロック側の梅酢が足りなくなったのでは?
という考えに落ち着く。
そして、その後食す為に何度か開封をしたのも関係するかもしらん。

という事で、小梅も急遽天日干しする事に。
天日干しすれば水分が飛ぶので、カリカリ感は失われるが仕方ない。
せっかく頂いた小梅を無駄にする訳にはいかない!

小梅は、カリカリからシワシワへ

食感は変わってしまったけど、良い勉強になりました。
「梅酢」の大切さ・重要さが身にしみた2023年の梅仕事。

ちなみに、1番最初に天日干しした「青梅」の糸引き「梅酢」ですが…梅の天日干し時に煮沸し、冷ましてからペットボトルへ移し現在は冷凍保存中です。
問題なければ、来年の梅仕事時に使用したり“手作り紅生姜”に使用しようと考えています。

梅干しの食し方

については、また次回ご紹介します。

ただ、ご飯&具沢山みそ汁好きの自分は、朝晩のみそ汁に必ず「梅干し1個」を入れ食しています。
毎日、最低2個は食べている事になる計算。
みそ汁に関しては、梅干しを入れる事を想定して作るので塩は入れません。
味噌は通常量使用。
夏場は汗をかくので、塩分は梅干しで取る感じです。

そして、凍らせた「梅シロップ」は夏場の農作業時の良きお供です!


それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?