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「触れる」を考える④:相手の体験を意識しているか?

相手の気持ちを考える。

小学校の頃から親や先生に言われてきました。


先に結論を言います。



分かったら苦労しません。



毎日一緒にいる奥さんの気持ちすら読めません。

読めるなら奥さんがイライラし出す前に対処できることでしょうw


15年以上一緒にいてもこの有様なわけです。


でも実はサインが出ているはずです。


僕が何かしているときのイラッとしている表情

言葉の語尾や大きさの変化

目線の合わなさ


などなど、観察すると意識すれば気づくことのできるサインは出ているはずです。


応用行動分析はみなさん知っていますか?

詳しく知りたい方は👆をどうぞ。


上記記事を簡単にまとめますと、

応用行動分析学の土台には、米国の心理学者スキナー(1904-1990)が創始した、行動分析学という学問が存在します。従来の心理学では、行動を起こす理由をその人自体、つまり個人に求めていたのに対し、行動分析学では、人の行動や心の動きは、個人とそれを囲む環境との相互作用によって生じると考えました。


つまり、その人の気持ちや行動の原因を、周囲の環境との関係のなかで見ながら考えましょうというものです。応用行動分析学(ABA)は、行動分析学の研究により蓄積された知見を、実社会の諸問題の解決に応用しようと試みるなかで生まれました。

応用行動分析(ABA)を取り入れた支援の目的:
応用行動分析(ABA)を取り入れた療育は、社会生活を過ごす上で困難のある子どもたちを対象として行われます。自閉スペクトラム症などの発達障害のある子どもたちもその対象の一つです。しかし、発達障害の特性のすべてが「社会生活上の困難」となるわけではありません。その行動が「誰にとって」「どんな状況」で問題となっているかを、具体的に考えることが大切です。

ABA(応用行動分析)とは? 支援はどこで受けられる?家庭でもできる?【専門家監修】
(上記URLより)


心の動きは目に見えないけれども、それは行動の変化によってある程度は観察できる。


ある行動を取る、また行動が変化する際には、その人にとって「きっかけ」「理由」がある。


という風に僕は捉えています。


そのきっかけに、私たちの関わり、も含まれると考えます。


テーマである直接触れる、という刺激だけでなく、立ち位置やこちらの表情、目線、言葉づかい、言葉選び、声の大きさや声の印象、見た目など様々な要因が相手に影響を与えてしまいます。


またそれらは、人によっても受け取り方が異なります。

👇

体が大きい→転びそうになっても安心/すごい力で何かされそう

声が大きい→元気だな/圧が強い・うるさい

丁寧語・敬語がしっかり→ちゃんとした人だな/距離感感じるな


人により、ポジティブな捉え方/ネガティブな捉え方をします。


だからなんでも「こうしたら良い」という正解はないんです。
正解は相手が持っているんですね。


タッチやハンドリングもそうです。


触れ方や誘導の仕方、を学ぶことは大切ですが、

身体に触れ、誘導する際、この持ち方や刺激は、この人にとってはこうゆう反応が出るんだな。

という刺激ー反応の関係を常に評価し続けながら、その中で、より良い反応が引き出せるものを患者さんと一緒に探っていくことが重要だと考えます。


方法に捉われすぎると、目的を見失ってしまいます。

目的は、

患者さんに、安全で円滑に動いてもらうこと

昔のような自然な動きが生まれること


見た目は綺麗でも、患者さんが

「怖い」「倒れそう」「できない」感じがするのなら、何かその体験の中に足りない要素があるはずです。

それを一緒に探し、問題解決をしていくことが大切ですね。


【こまつの活動】

◼️人材育成
 ・名古屋・東京での定期的なセミナーの開催:日曜
 ・名古屋での不定期なナイトセミナーの開催:平日夜
 ・法人研修:リハ・介護施設スタッフの技術指導

◼️自費リハビリ
 ・名古屋を中心に愛知・岐阜・三重への訪問自費リハビリ

などを行なっています。詳細は以下のリンクより👇


◼️自費リハの無料体験予約・講師やお仕事の依頼は以下のリンクより

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