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「すみません」より「ありがとう」と言われる人になりたい

「すみません」と言われるより、「ありがとう」と言われる人になりたい。
「すみません」と言われるより、「ありがとう」と言われる場所に居たい。

この前、仕事場の後輩から簡単な用事を頼まれることがあった。机の上にある書類を、歩いて数分ちょっとの場所に持ってきてほしいというものだ。
私は「いいよ!」とこころよく引き受けたつもりだったけど、後輩に書類を手渡したときの返事は、「すみません」の一言だった。

そう言われて、正直モヤモヤした気持ちになった後、反省した。
「いいよ!」と後輩に言ったときの私の口調は、確かにきつめだったな。
書類を持って近づいてくる姿が、機嫌悪そうに見えたかな…いや、そんなことないでしょ。

その日、仕事が終わって帰宅した後もそのモヤモヤが消えず、後輩に対して、毎回じゃなくていいから「すみません」の代わりに「ありがとうございます」と言ってほしいなと思っていた。

思えば、その後輩には他者に対していつもビクビクしている印象がある。新卒入社して約2年、もちろん、小さな成功や仕事を任せられた経験はあるだろう。けれども、要領がいい方ではないため、先輩社員や同期社員に叱られているところをよく目にする。

そして思った、私を含め仕事でかかわる周りの同僚は、その後輩の仕事に対して、どれだけ「ありがとう」と応えてきただろうか。ありがとうと言われるよりも叱られる方が多いと、「すみません」と言ってしまうことが多くなるのかな。

だから、
「すみません」と言われるより、「ありがとう」と言える人になりたい。
「すみません」と言われるより、「ありがとう」と言われる場所を作りたい。


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