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ぶり子、薬草茶事業を立ち上げます。


少しご挨拶

こんにちは、spa Bricoの植田です。
お客様からは、通称 ぶり子さん というあだ名で呼ばれています。
私が東京は清澄白河の地で小さな鍼灸院を構え、この秋で早10年が経とうとしています。
20代半ばで、若いからが故の底知れぬエネルギーだけで立ち上げた小さな鍼灸院は、清澄白河のご近所さまに支えられて、ありがたいことにお仕事を続けられています。
spa Bricoの開業については、また別の機会でお話しするとして、このシリーズでは『薬草茶事業』についてのテーマで書いていこうと思います。

健やかな毎日のために必要なこと

美容をテーマとした美容鍼灸サロンを立ち上げ、たくさんのお客様のお手入れをしながら、たくさんおしゃべりをしてきました。(実際に来られたことのある方は、ご存じかと思います笑)
結果として、美容を入り口として、さまざまな女性のお悩みを伺うことができました。
元々、頑張る女性をサポートするために作ったサロン。
当時の私はまだ20代だったので、がむしゃらに頑張った後に訪れる、ただの体力的な疲労だけしか、わかっていませんでした。
今、30代半ばになって、自分自身の体調でも、お客様とお話しする内容からも、女性の不調は体力的な不調だけではない、ということをひしひしと感じるようになりました。
女性はライフステージによって生活環境やリズム、はたまた女性ホルモンや妊娠などによっても、大きく体調や体質が変化します。
また、体力も30代に入るとどんどん落ちていくのを実感。
この不調に対して、鍼灸の効果を改めて実感したのはもちろんですが、鍼灸だけでは足りないな、と感じました。
落ちていく体力に関しては、鍼灸でカバーできません。
日々コツコツ運動をして、体力をつけ、ストレッチやヨガなどで筋肉や関節を柔らかくしておく必要があります。
美容も同じで、一度で急に良くなることは美容皮膚科、外科的な治療以外あり得ませんから、日々のある程度のセルフケアは必要です。
また同じくして、メンタルケアも必要かと思います。

自分で自分のご機嫌とりを

お店での仕事を通じて、毎日仕事や家事育児に翻弄されている人が、本当に多いと感じました。
(もしかしたら、自分もそうかも知れません笑)
仕事や家事育児に邁進するのは、いいことだと思います。
私は、頑張っている女性を応援したいし、尊敬します。
また、自分もそうありたいと思っています。
ただ、10年一人で自分の店をなんとかかんとかやってきて私が思うのは、『好きなものを好きなままでいられるには、大好きなことに全力でぶつかっていくには、少しの休息や距離が必要だ』ということ。
元々、体育会系の学生上がりの私。
当時に読んだ、確かイチローだったかイチロー父の言葉で『人の3倍の努力』というフレーズがありました。
(もしかしたら、今の世代には響かないかも知れません笑)
私は器用ではないので、とにかくその言葉をセオリーに、学生から今までやってきたつもりです。
ですが、どこかのタイミングで気付いたのです。
『睡眠時間を削ってまでやっても、作業効率が落ちるだけだ』
『気分が乗らないのにやっても、身に付かない。時間の無駄だ』と。
それからは、いかに『自分で自分のご機嫌とり』をするか、ということに心掛けて、仕事や勉強をしています。
気分がいいだけで、体の調子も良く、また仕事や勉強も捗ると思うんです。単純な話ですけど笑。と、単純な話ではあるのですが、実は東洋医学でも当たり前の話だったりするのです。
『心身表裏一体』
字の通り、心と体は裏表で繋がっている、ということですね。
私はまさに、その通りだと思うのです。
『病は気から』という言葉がありますが、これは本当かと。
だから私はここ数年、とにかく『絶対風邪引かない!』と心掛けて生活してきました。
いつもだったら鼻風邪くらい1年に一回引くのに、ここ数年はゼロです!

とりあえず、お茶を飲んで一服しよう!

と、一見薬草茶の話から逸れてしまったようですが、実は私の薬草茶事業のコンセプトは、ここなのです。
もちろん、日本のハーブをもっと身近に感じてほしいという思いもありますが、何より『一服』してほしいのです。
日本には、『お茶を飲んで一服する』という習慣があります。
まさにそれです。
でも忙しくていると、お茶はパソコン作業するためのお供にしかなりません。
仕事の相棒としてのお茶を切り離して、リラックスタイムの相棒にしていただきたい。
イメージとしては、ヨガやメディテーションと同じジャンルの時間です。
余計なことはなるべく考えないようにする時間。
とはいえ、何も考えないというのは、意外と難しかったりします。
なので、とにかくお茶飲んでゆっくりして欲しい。
私はそれで、十分なメディテーションになると思うのです。

『心身表裏一体』の話に戻りますが、心と体は繋がっているので、忙しくしてストレスを溜め込んでいくと、体にも不調が現れてきます。
『忙しい』という字は『心を亡くす』と書きます。
心が病めば、体も病むのは容易に想像できます。
残念ながら、現代では『原因;ストレス』で片付けられてしまう疾患が多くあります。
『ストレスの一言で片付けるな!』と思ってしまいますが、実際そうなんですよね。。
ノンストレスで生きるのは難しいと思いますが、そのストレスと上手に生きることが重要なポイントかと考えます。
逆に、ストレスのおかげで自分のエネルギーや『やらなくては!』という活力が湧いてくるのを知っているので、私はストレスは完全に悪だとは思っていません。
ただ、ただ、上手に付き合うことが大事なポイントかと思います。

いろいろな不定愁訴は、いろいろなツールで対処できる時代です。
薬などは良い例で、とりあえず不快な症状を抑えることができますが、結局、それが原因となる習慣や思考を改善しなければ、ずっと薬のお世話です。
私も漢方薬を長く飲んでいました。
漢方だからいい、と初めは思っていたけれど、でもやっぱりずっと飲み続けることに違和感はありました。
結局は、自分を自分で整えなくてはいけないのだな、と。
運動も美容も、はたまたストレスコントロールも、みーんな日々のコツコツとした小さな改善努力の積み重ねでしかないな、と。
その習慣のご提案として、今回の薬草茶事業を立ち上げようとしているわけです。

一服の習慣付けと、先人の知恵と、植物のパワーの恩恵と

そんなコンセプトがありますが、せっかく作るなら…というわけで、日本古来から伝わる日本のハーブの効果効能や、私のこれまでの鍼灸師としての経験を混ぜ合わせ、よりイメージに合うお茶を作っていこうと思っています。
ブランド名は『香艸茶 うゑるかをる(コウソウチャ ウエルカオル)』です。
お茶のブレンドについてや、ブランド名の由来などは、また別の回にご紹介していきます。

このブランドコンセプトに共感していただける方が、たくさんいるといいなぁ。
頑張って作っていきますね。
長文のご拝読、ありがとうございました。
また次回もよろしければ読んでくださいね!


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