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【 鶏肉 : 気血を補い、腎の機能を回復させる 】

本日は鶏肉の薬性についてご紹介します。

鶏肉は温性の食べ物。
気血を補い、また胃腸を温め丈夫にする効果があります。
また、腎を補う効果も。
東洋医学でいうは、もともとの腎臓の排泄機能よりも、生殖器としてのことを表すことの方が多いです。
よって『腎虚』を現代的にいうと、性ホルモンの不足を指し、性機能の不調等が起こります。
また、腎は耳や髪、歯、膝腰にも関連しており、腎虚の症状をまとめると、耳鳴り、難聴、めまい、精神疲労、足腰がだるい、脱毛、歯が抜ける、などの症状が現れます。年を重ねていくと、腎精(性ホルモン)は消耗していくので、こういった腎を補う食べ物で補給していくと良いでしょう。腎について長くなってしまいました。


腎について長くなってしまいました。
まとめると、体質としては冷え体質胃腸の弱い『陽虚』『脾気虚』などの人、小児、老人、妊婦さんにおすすめの食材です。
体に熱の溜まりやすい陰虚タイプの人や、消化不良のある食積痰湿のタイプ、イライラしやすい肝陽亢進タイプの人は、控えめにしましょう。
気血を補い、良い食材ではありますが、体に熱が溜まりやすいため、痙攣症状がでやすくなるので注意が必要です。


鶏肉は、タンパク質が豊富です。メチオニンという消化しやすいタンパク質が含まれており、脂肪肝を予防する働きがあります。
また、鶏肉でも特に手羽にはコラーゲンがたっぷり含まれていますので、お肌の美容効果もあります。コラーゲンは特に皮の部分に多く含まれています。
同じく皮には脂肪も多く含まれるため、そのまま食べるのは苦手とする人も多いかもしれませんが、スープなどを作る時に皮ごと煮込めば、コラーゲンもしっかり溶け出してきます。
冷えた時にスープの表面に固まるのが脂肪分、コラーゲンはスープに残りますので、脂肪が苦手な人はそのような調理法をするとよいでしょう。
コラーゲンは美容効果だけではなく、髪や関節軟骨なども形成します。きちんと体内に吸収させるには、ビタミンCと一緒に摂取しなければなりません。

また、目や美肌に効果的なビタミンAも豊富に含まれています。
鶏肉のビタミンAの含有量は、他の肉よりも多く含まれています。
コラーゲンと合わせて、鶏肉は美容によい食材ということが言えますね!


高タンパクで栄養価もよい鶏肉、私も大好きな食材ですが、私の体質には少し合わないみたいなので、食べ過ぎには注意しないといけません…。

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