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ヴォイトレの論点

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ここには、福島英が、最近のQに対して、自分の考えを述べています。1つの問いから本質的に深めて説いていますので、一般向きでない回答もあります。福島の持論もあります。わからないときは… もっと読む
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ヴォイトレの論点 目次

本文の題と一部変更あります。特論は、特別論点の表記です。 92.心身が声にもたらす影響と対…

論.92心身が声にもたらす影響と対処法〜腰痛に学ぶ(8760字)

〇老化は原因ではない たとえば、腰痛は老化が原因だと思っている人が多いようです。しかし…

論91.発声と健康法(14277字)

〇体力とメンタル 私自身は、若いときには、かなり無茶をしてきたと思います。 徹夜続きで、…

論90.日常での感性と声での表現(9680字)

○感じることについて 何かを表現するためには、感じたことが元になります。自分が強く心を動…

論89. 歌の判断と個性を活かすレッスン(12600字)

〇声の基礎づくりとオリジナルな歌唱 私は、歌い手をレッスンする立場として、与えることは、…

論88.役者や声優の歌唱指導(11000字)

〇役者、声優と歌 役者や声優がいらしたときには、声のトレーニングのなかに、できるだけ歌を…

論87.基本と応用の関係 応用を基本を深めるのに使う(6956字)

〇類似本 島津ひろしさんという人が、「実践ブレスヴォイストレーニング」という本を出しています。 私の研究所とはまったく関係ないのですが、出版社の販売戦略だったのでしょうか。 内容に関しては、うなずけるところもあります。どちらかというと重くてパワフルな声をメインに語られているからです。 〇ヴォイトレツール ヴォイストレーニングのツールに興味を持つ人がいて、ここでも、いろいろなツールを集めて、研究した人がいます。ここは研究所ですから、そういったものもトレーナーや生徒さんは、

論86.研究所とブレスヴォイストレーニング(7823字)

○二つのパターン 声について、ずっと、研修や出版をしてきました。 結局、人に教えるときに…

論85.声で自由な表現をめざすために~ラップ、即興、アレンジ、フェイクのためのトレ…

〇日本語ラップの可能性 1980年代は、日本語ラップが始められてきましたが、ヒップホップの…

論84.フィジカルとヴォイストレーニング~歌の上達のための本当の基礎とは(巷のヴォ…

○筋肉とフォーム 私たちが、直接にコントロールできるものは筋肉です。骨や皮膚などは、そ…

論83.シティポップの世界的流行とこれからの歌~歌と歌い手の行方。2023版(8833字)

以前、私は、拙書の「読むだけで、、」で、今後の歌手と歌の行方について述べたことがあります…

論82.本当に基礎である声をとりだすコア・ヴォイストレーニング(6872字)

〇お腹の力 お腹に力が入らなくなったときに、声のプロの職から引退するというのは、海外で…

特論81.大きな声からのヴォイストレーニング(7807字)

◯声の理想と現実 声の理想から考えてみましょう。 声の音色が、まろやかで、質があり太くて…

論80.声楽家と役者の間で考えるヴォイストレーニング~郷ひろみさんを例に(14077字)

〇郷ひろみさんとヴォイストレーニング 郷ひろみさんがアメリカでついたヴォイストレーナーが、声楽をベースにしていながら、彼には、現代風の発声の仕方を教えていたという話を聞きました。それはまさしく、この研究所で行ってきたことに近いのです。 というのは、10名前後の声楽家とともに、複数のトレーナーのレッスン体制をとっている研究所では、声楽のメリットとともにデメリットも考えなくてはなりません。そこは、声楽では考えられないので、私がマネージメントすることになります。 多くの