なぜ、コンサルタントが自己承認力を高めると、売り上げが上がるのか?
こんにちは。コンサル大学代表の鈴木健二です。クライアントさんと話をしていると、多くの方が口にするのが”反省”です。
「今月は、売り上げが少し下がっちゃいました。」
「面談をしたんですが、成約できませんでした。」
「もっとスピードを上げないといけないって思ってます。」
みたいな感じですね。ここで私が必ずツッコミを入れるのが、
「数カ月前に比べたら、めちゃめちゃ成長していますよね。」
ということ。皆さん、自分が成長したことは置いておいて、出来ないことに目を向けて、反省を口にしています。これは一見すると、向上心があって良いことのように見えるのですが、ちょっと危険です。
今回は、「自己承認力」がなぜ大事なのか、ということについてお話しします。
自己承認しなければならない理由
ひとり型起業では自己承認をしなければいけません。なぜならば、それが出来ないとビジネスが苦しくなって継続できないからです。多くの方は、成果が上がった時に自己承認を行います。しかし、それだけでは危険です。
ビジネスが、一度も下がることなく右肩上がりなんてことはあり得ません。成果が上がった承認だけをする人は、当然成果が下がった時に自分を承認できません。すると、成果が出なければ出ないほど、苦しくなってしまうのです。
一方で、成果に関わらず、自己承認をできていれば、成果が上がろうと下がろうと、承認をすることが出来るので、精神的に追い込まれることはなくなります。
成果が出ない時に、何を承認するのか?
成果が出ない時に、何を承認していいのかわからない。これも多くのクライアントさんから質問を頂きます。もし、無理やりにでも成果が出ない時に自分を承認するとしたら、あなたはどうしますか?
ぜひ、考えてみて下さい。
例えば、セールスをしたけど、商談が上手くいかなかった、という出来事があった時には、その原因を考え、次への対策を考えますよね。そしたら、それを私は承認します。
失敗したことで、気づけることがあった。
ちゃんと振り返って、次に繋げている自分が素晴らしい。
こんな感じですね。なんとなくわかりますか?これをしていると何が良いのかというと、失敗が怖くなくなります。以前は失敗して成果が出ないと、落ち込んでしまうこともありましたが、今は改善の材料が手に入ったと、捉え方を変える事が出来ました。
何も考えずに、とにかくポジティブに受け止めよう、ということではないのは、ご理解頂けてますかね。
自己承認力が高まると売り上げが上がるカラクリ
自己承認力が上がってくると、何が起こるのか。他者承認力が上がります。あるクライアントさんが、ミスを連発したという報告を受けた時に、私は彼を全力で承認しました。
普段、ミスをしない彼がミスを連発するほど、仕事が増え、何か仕組み化を考えなければいけない状況にまで、ビジネスが成長しているのだと思えたからです。そのことを伝えると、クライアントさんに変化が。
「確かにビジネスは成長していて、今まで自分の力で何とかしてきたけど、もう限界まで来たということなんですね。」
このように自分の見逃していた承認ポイントに気づかせてくれるコンサルタントは、なかなか契約を切ることが出来ません。
ただ、成果を出させるだけのコンサルタントは、成果を出させたところでお役御免となります。一方、自分が壁にぶつかるごとに、承認ポイントを気づかせて、前を向かせてくれるコンサルタントは、契約を終わらせるタイミングがないのです。
これこそが、自己承認力がコンサルの売上アップにつながるカラクリです。お金を稼ぎたいなら、全力で自己承認して下さい。(反省は本能的にやってしまうので、その心配は不要です。)
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