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振袖レンタル覚書



来年の成人式は再び盛大にお祝いが行われるといいですね。ほんとに。

ところで。
レンタル振袖の交戦は高校3年の頃から始まりました。
はじめて経験したこのレンタル振袖を返却するまでのこと
覚えているうちに書いておきます。

これからレンタル振袖を検討される方が全く同じ経験にはならないと思いますが
よろしければご参考まで。

レンタル振袖屋さんからのアプローチは
当時、ムスメ高校3年の春過ぎあたりから始まって、
「え!もう!?」と思いましたが
毎日2〜3件の振袖お知らせがポストに投函されて、
ほぼ毎日、毎日、受験期となりピリピリする時期にも、投函され続けました。

ハガキサイズのものから冊子になっている立派なものまで。
巻頭グラビアというか、パンフレットのアイキャッチになるモデルさんは
若い女の子が憧れる女優さんとかファッションモデルさんなどで
とっても華やか。そんなパンフレットやハガキ類を
夏から冬までずっと集め続けたら高さ10センチほど、
いやそれ以上の厚さに。積もる積もる。

電話交戦もありました。
ウチはもともとレンタル振袖の予定をしていたので
そろそろ決めなくちゃ、と、
その中からどうやって一件のレンタル振袖屋さんを決めたのか
振り返ってみると、
まず価格。品物のバラエティさ。
もともとが着物屋さんであるなどの実績やブランドの好み。
そして所在地等を総合的に見極めたのちに、

電話で問い合わせをした時の担当者の「話し方」でした。
飛び抜けたセールストークではなくて、
ごく普通の電話対応でしたが話の間合いや
お客さんの気持ちを尊重してくれる話し方がとても心地よかった記憶があります。的をえた応答はもちろん、ハイエナみたいなガツガツした様子も見せず。
素晴らしいオペレーターさんでしたね。
スマートな仕事ぶりがお見事でした。

それで心地良くなったので笑、そのショップに決めたのでした。
ショップが決まると、今度は時間指定をして
お店で何着もの振袖を試着して、帯を決めて、小物を決めて。
この作業は高校を卒業してからでした。
大変ですが楽しい時間でもありますね。

しかし価格帯様々、生地がいいと値段は上がります。
良い生地は良いのですよねぇ。
親のアタマの中は「一生に一度」、「一生に一度」、、、
何度も鳴り響きます。

それでもなるべく冷静に?一揃えを契約しました。
お安いものは10万円台から、2、30万円あたりを経て、
もうすこし上の価格もあります。。
ある程度覚悟はしていましたが、
こっちの方が生地や柄がイイなと思うと
価格はどんどん上がってしまい、やはりレンタル振袖、安くはないです。
どうかここで楽しみながらも冷静に。。

契約後は振袖レンタルとセットとなっている
「前撮り」といって写真撮影を行います。
振袖を着てフルメイク、ヘアセットをしてもらってのスタジオ撮影日を決めますがだいたい夏あたりが撮影時期で、
若い女性カメラマンさんがパシャパシャ結構たっぷりと撮ってくれました。

それをアルバムに仕立ててくれるのですが
これがどうもまたしてもアルバム代金のお値段幅があるのです。
ポーズをたくさん撮りますが
立ち姿全身とアップのみのアルバムなら無料(だったはず)。
アルバムの紙質は決して豪華ではなくて、ちょっと味気なさすぎ。

そうではなくて、いろいろなカットの入った豪華アルバムなら
10万円!それ以上もある!とな。
しかしそのアルバムデザイン、わたし的にはあまり好むものではなかったので
お断りしました。。
子供扱いしすぎたキラキラフワフワしたデザインが
どうにも好みませんでした、、
もっと重厚な雰囲気のものもあって良かったんじゃないだろうか。
これについてはもちろんムスメと相談しての決断です。

大事なのは写真データ。
データ販売はされていますので、それを購入させてもらいました。
そういえば、最初にここの部分(アルバムについて)の説明は不十分だった気がしますね。最初の契約時には契約成立のプレゼントと称して
ワイヤレスイヤホン(すぐ壊れましたが汗)、
お食事券、ディズニーペアチケット、袴レンタル割引券、
お化粧ポーチなどなど、いろいろなお土産をくださいましたが
その時にもう少しわかりやすく教えて欲しかったなぁ。

その「前撮り」撮影後、振袖を着たまま
夏の暑い日でしたが家まで戻り、その日はしばらく着用して
あとは成人式まで保管。預かっている間、
何度か振袖を着る機会があるか?と言われたら、そうはありません。
自宅保管して年が明けて成人式着付けをしてもらう流れとなりました。

(もともと式に行く予定ではなかったので成人式当日は
ゆっくりした着付け予約時間帯で助かりましたが
式が中止となったのに朝4時台予約の人はどうされたのでしょう、、)

さて当日。バッチリ着付けをしてもらって、
まずは神社にお参り。その後お友達と会ったり写真を撮ったりして
一日振袖を楽しんだあと、肌着や紐類、髪飾りなどは手元に置いて
それ以外全て梱包して次の日に宅急便発送。
ちなみに元払いでの発送でした。

これが今思い返すレンタル振袖契約から返却までのザッとした流れ。

うちには代々の振袖がありませんでしたので
レンタル振袖での成人式でした。しかし
もしもお母さまの代からの振袖をお持ちならば
活用をされた方が絶対に良いと、わたしは思います。
ヘアスタイル、髪飾り、小物、ショールなどで
雰囲気は十分変えられると思うのと、
上手にアレンジをしてくれる美容師さんもいるはずです。
そして記念に残る写真をしっかりとした腕のあるカメラマンさん(写真館等)に
撮影してもらい、アルバムに仕上げてもらうことが
とっても大事かなあと思います。

わたしはこのあと、保管中の写真データからいくつかピックアップして
好みのアルバムを探して仕上げをしようと考えていますが
手間が増えてしまいました。。

とはいえレンタルの良さは、
保管のことや好みの柄を選べることなど、もちろんあります。
お子様がいちばん希望されるすてきな成人式を、
どうかお迎えください。

最後に。2021年はすばらしい晴天の成人式であった、
ということも付け加えておきます。



















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