ぼくのお日さま 感想&トークショー レポ ※ネタバレあり
ぼくのお日さまを観てきたので映画の感想とトークショーのレポを残したいと思います。
あらすじ
雪が積もる田舎街に暮らす小学6年生のタクヤ（越山敬達）は、すこし吃音がある。タクヤが通う学校の男子は、夏は野球、冬はアイスホッケーの練習にいそがしい。
ある日、苦手なアイスホッケーでケガをしたタクヤは、フィギュアスケートの練習をする少女・さくら（中西希亜良）と出会う。「月の光」に合わせ氷の上を滑るさくらの姿に、心を奪われてしまうタクヤ。
一方、コーチ荒川（池松壮亮）のもと、熱心に練習をするさくらは、指導する荒川の目をまっすぐに見ることができない。コーチが元フュギュアスケート男子の選手だったことを友達づてに知る。
荒川は、選手の夢を諦め東京から恋人・五十嵐（若葉竜也）の住む街に越してきた。さくらの練習をみていたある日、リンクの端でアイスホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て、何度も転ぶタクヤを見つける。
タクヤのさくらへの想いに気づき、恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習につきあうことに。 しばらくして荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……。
内容&感想
最初コーチが真剣な表情でさくらちゃんの指導をしたり、ホッケー靴でスピンの練習をするタクヤにスケート靴を貸してあげるときに渡し方がぶっきらぼうな感じだったので、無愛想で笑わない人なのかと思っていました。しかし、タクヤにスケートを教えるようになってタクヤが少しずつ上達していくうちに笑顔が増え、成功したときにはタクヤと一緒に大喜びしていた時にこんなに嬉しそうに笑うんだ！とコーチへの印象が大きく変わりました。タクヤも友達にしか心を開いていないのかと思っていたのですが、成功したときに大喜びしながらコーチの後を付いていたのがとても可愛かったです。
ソロでスケートの練習をしていたさくらちゃんがタクヤとペアを組むことになったとき、あまり乗り気ではなさそうでした。しかし、一緒に練習していく中で二人の距離が縮まり、ペアで滑ることの楽しさを知って笑顔が増えていくのが観ている私も嬉しくて楽しそうに滑っていてよかったなと2人のことを応援したくなりました。
そんなこんなで楽しそうに指導をし練習をしていた3人でしたが、ある日コーチとタクヤが2人で楽しそうにしているのを見てコーチに「タクヤくんのことが好きなんですか？」と言ってしまいました。さくらちゃんはコーチのことが好きだからこそ複雑な気持ちだったのでしょう。
その後の大会にさくらちゃんは現れず、タクヤは「やっぱり嫌いだったのかな…」と悲しんでしまいました。あんなに楽しそうに仲良く滑っていたのに…。あの出来事によって今までの楽しいスケート生活が一瞬で崩れてしまったのです。
ある日、さくらちゃんのお母さんが「さくらに近づかないでくださいね」と言いに来ました。それによってコーチは悩んでしまい、今まで通りコーチを続けることが難しくなってしまいました。
それ以来さくらちゃんとタクヤは一緒に滑ることがなく、タクヤはホッケーと野球を、さくらちゃんはソロでスケートをする生活に戻りました。
それから中学生になったタクヤは帰り道でコーチにばったり会いました。コーチはタクヤとさくらちゃんがいるこの街を離れることに。そのためコーチとタクヤの交流はこれが最後だったのです。スケートの楽しさを知ったタクヤに貸していたスケート靴をあげるよといい、この街を去っていきました。コーチと2人の別れは切ないものになってしまいました。コーチもかなり悩んだ上での決断だったのでしょう。もう一度3人でスケートを楽しんでいる姿を1度でいいから見たかったです。
コーチと別れたあと、タクヤは歩いていると前からさくらちゃんがやってきました。立ち止まってさくらちゃんに何か言いかけたところで映画は終わりますが、私はさくらちゃんに好きって伝えたのかな？また2人で楽しくスケートしてたらいいなと思っています。
トークショー
映画上映後はタクヤ役の敬達くんに加えて歌って踊る仲間EBiDAN NEXTから荘司亜虎くんと宮本琉成くんを交えて3人の関係性や映画についてトークしました。
3人とも緊張しつつもお日さまのようにぽかぽかした楽しいトークショーでした。
まずは3人を知らない人のために自己紹介とお互いの呼び方、関係性についてトーク！琉成くんは2人のことをくんづけ、亜虎くんは呼び捨て、敬達くんは琉成くんは呼び捨てで亜虎くんはあだ名で呼んでいるそうです。
映画の感想について聞かれた琉成くんと亜虎くんは、最初はぽかぽか、進むにつれて切なさもある映画というような感想を述べていました。
俳優の敬達さんはどうですか？と普段の敬達くんとの違いを聞かれて、琉成くんと亜虎くんが普段は明るいけど、落ち着いていてかっこいいと褒めると下を向いて照れていた敬達くんがとても可愛かったです。
スケートはしたことありますか？という質問に対して、琉成くんと亜虎くん2人とも「したことがないので敬達くんに教えてもらいたい！」と言っていました。
映画の最後でタクヤがさくらちゃんに何か言いかけるところで終わるのですが、何を言っているのかSNSで予想が繰り広げられていたという質問に対して、これは正解がないので想像で敬達くんは「また一緒にスケートしよう」と言ったそうです。琉成くんは「大好き！」、亜虎くんは「また一緒にスケートしよう」と言っているのではないかとのことでした。
最後のコメントでは、緊張していた、僕たちエビネクのことも検索してください、少しでも知っていただけたのではなどのコメントをそれぞれ述べました。
最後にフォトセッションを行ってトークショーは終わりました。