見出し画像

転職活動と退職のベストタイミングを考える

退職まで残り1ヶ月を切った。

私の退職はある日突然、それも自分の口から報告する形で部署内に知れ渡った。週1の部署のミーティングの途中、話の流れで上長から「まだみなさんに話してないですか?ではこの場でお願いします」と言われた。心の準備ができておらず、当時まだ2月だったので来月末付退職と言うべきところを今月末と言ってしまった気がするが、おそらくみんなわかってくれていたと思う。
今担当している案件のPMは事前に聞いていたようで、「話を聞いたときはびっくりしました」と言われた。前回もそうだったが、退職が社内でオープンになると、少しだけスッキリする。
直属の上司ではないが入社当初いちばんお世話になった人が、ありがたいことに送別会を企画してくれている。年度末なのでどのくらいの人が集まってくれるかはそこまで期待していないが、最後なので3次会でも4次会でも受けて立つ覚悟だ(そういう会社ではないけど)。

最終出社日は未だ調整中。私が抱える案件のうち3月末までの契約となっている案件があり、その案件をどこまでやるか次第の状態である。たぶん、有休消化は1週間もできない。

在職中or退職後?転職活動のタイミング

今回も、前回も、私は在職中に転職活動を行い、次の会社が決まってから上司に退職を申し出ている。特に今回は年度区切りや転職先への早めの入社を重視して退職日を決めたので、ギリギリまで業務を行うスケジュールになってしまった。

転職活動は在職中にする派と退職後にする派がいると思っていたが、noteの転職関連投稿を見ていると「現職に退職の意思表示後、正式に退職するまでの間に転職活動」という人も意外と多かった。
転職活動が終わったばかりではあるが、それぞれのメリットデメリットを考えてみた。

在職中の転職活動

私はこのパターンしか経験していない。
順番は「転職活動開始→内定受諾→現職へ退職申し出→退職後すぐ入社」である。

メリット

  • 無職期間がないので健康保険などの各種手続きが1回で済む

  • 転職活動が長引いても経済的な心配がない

  • 転職活動の結果、現職に留まるという選択もできる

  • 次が決まっていると言えば退職交渉時に引き留めに遭いにくい?

デメリット

  • 終業後や休日に転職活動をすることになり忙しい

  • 面接の日程調整に苦労する

  • 転職活動が現職にバレないように気を遣う

退職後の転職活動

退職後、無職になってから転職活動を開始する、周りでもあまり聞かないパターン。家庭の事情などで転職活動をする暇なく退職することになったり、ブラック企業などで何よりもまず退職が優先だったりするとこのパターンになるのかも。

メリット

  • 転職活動に集中できる

  • 面接の日程調整がしやすい

  • 転職先から早めの入社を打診されても対応しやすい

デメリット

  • 転職活動が長引くと経済的に不安

  • キャリアに空白ができる

  • 健康保険などの手続きが必要

退職を決めてから退職までに転職活動

意外と多いと感じたパターン。「現職に退職の申し出→転職活動開始→内定受諾→退職後すぐ入社」の順番となる。
リスクもありつつ、前2つの良いとこ取りな気もする。

メリット

  • (転職活動がスムーズに進めば)キャリアに空白を作らずに済む=在職中の転職活動のメリット

  • 有休消化期間に入れば、転職活動に集中できる=退職後の転職活動のメリット

デメリット

  • 退職までに転職先が決まらない場合無職期間が発生する→タイムリミットに焦り転職先選びに影響が出るかも

  • 現職に留まる選択ができない

次に転職するなら

こうして見ると、有休消化期間がしっかり取れ、かつ現職に留まる可能性がほぼ無い場合は先に現職に退職宣言をしてしまうのもありかなぁとは思う。
ただ、次が決まってない状態で退職を申し出た場合、それを引き留めの材料にされないか?は少し気になるところ。

また、もし退職間際になっても転職先が決まらない場合、焦ってとりあえず内定が出たところに入社して失敗、となってしまう可能性もある。転職の軸が明確になっているなど、転職の確実性がそれなりに高い場合に取るべき選択肢な気もする。

確かに、在職中の転職活動は忙しい。私は今回仕事が忙しい時期と重なったので余計にそう思う。ただ、現職と転職先をリアルタイムで比較し、面接では現職の経験を臨場感をもって伝えることができたように思うので、在職中の転職活動開始は割とオススメである。ただし、期限が決まっているほうが燃えるタイプだとか、早く退職宣言しないと次のプロジェクトに入れられそうだとか、状況によっては先に退職を決めるのも良いのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?