見出し画像

【がん経験談インタビューNo.4】AYA世代 肺線がん経験者 清水さん | 仕事についてもお聞きしました!

こんにちは、まいです!
今回はAYA世代35歳で肺線がんを経験されている清水さんの紹介です!
現在も治療中とのことで仕事のお話もしていただきました。
さっそく紹介していきます!

1.2016/10 病気が見つかったきっかけ

病気が見つかったきっかけは会社の健康診断でした。

もともと健康診断の結果はオールAでしたが
2016年10月に受けた健康診断のレントゲン検査で肺に影が見つかり
精密検査を受けることになりました。

その後、大学病院に行き、精密検査を受けたところ
2017年2月にステージⅢBの肺線がんだと分かりました。

ちなみに自覚症状はなかったそうです。

2.2017/02 セカンドオピニオン

化学療法と放射線治療を勧められた後に
実は放射線治療に良いイメージがなかったため
セカンドオピニオンを受けました。

そして、がんセンターの方に
手術をお勧めされて手術をすることにしました。

3.2017/04 癌性心膜炎が判明

2017年4月に手術を受けようとしていましたが

・お腹が痛くて何も食べれない
・意識がもうろうとしていた

状態でした。

調べてみると
がんが転移した影響で癌性心膜炎になり
心膜の中に心嚢液が溜まって
心肺停止の手前にいっていました。

ここでステージ4になりました。

この時は溜まっている水が多かったため
経過を見るために1週間入院していました。
そのため、手術もストップしてしまいました。

4.2018/06 手術開始

そして、時間が経ち手術をすることになりました。

この時は1週間入院しました。

大動脈に腫瘍がついていたため
全ての腫瘍は取り切れませんでした。

また、手術の際、一部の神経を取ったため、
声がかすれて、大きな声が出ない後遺症が出てしまいました。

5.2017/08 心タンポナーデに

心タンポナーデという心嚢液が増える状態になってしまい
もう一度入院することに。

心嚢液を抜いて、回復したら退院するという形で
2,3日入院しました。
 
この時、自身で病気について調べて
余命は2~4か月だと覚悟していました。
生きているのが不思議な状態で終活をしていました。

2017年10月に処置が終わり、無事に退院できました。

6.2017/12 化学療法開始

化学療法を行いました。

最初の頃は1週間入院していましたが
副作用の状態を見て3週間に1回通院を
4クール行う形になりました。

治療をしたところ、心嚢液が溜まるのが落ち着いて
腫瘍が縮小しました。

そして、同じ化学療法を15クール行うことになり、
通院外来で3週間に1回投与することになりました。

副作用としては

・倦怠感
・吐き気(二日酔いの朝みたい)

の症状が1週間ぐらい続きました。

他にはしゃっくりがずっと出る状態になりましたが
途中で治りました。

しゃっくりはカルボプラチンを飲むと出やすいらしいです。

その後、両脇、両首のリンパ節に転移が分かります。
 

7.2019/02~2023/08 化学療法

治験の薬で化学療法を開始します。
8月に承認されたため、9月からは保険で使える薬になりました。

ちなみに他にも

・吐き気止めの薬
・下痢止めの薬
・副作用止めの薬

の薬を服用していました。

化学療法を開始した結果、画像上の腫瘍は消えました。

そのため、9月から化学療法は止めて、
現在は経過観察をしているところになります。

8.現在の仕事について

仕事に関しては
もともと企業に勤めていましたが病気が分かり、
休職することに。

治療の関係で継続が難しくなり、
給与の3分の2貰える傷病手当金を貰っていましたが
1年半で手当てが切れたため、2018年10月に退職し

現在は、フリーランスでデザインの仕事をしています。

9.健康診断や障害者年金は大事!

インタビューする中で
清水さんから

健康診断はすごく大事。
オールAだからってさぼってはいけない。

と教えていただきました。 

また

障害年金について知っているか知らないかといった知識も病気で生きていく上では大事

と教えられました。

健康診断がオールAだからといって油断しちゃダメなんだなと
健康診断はさぼらないようにしようと思いました。

また、
「がん制度ドック」というサイトで
その人に該当している制度を調べることが出来ます!

https://www.ganseido.com/

がん制度ドック

他にも
障害者年金について知らない方はぜひ調べてみてください!
もしかすると給付対象かもしれません。

また、休職した手当も知っているのと知らないのとじゃ全然違うと思うのでぜひ仕事していたけど病気になっちゃったっていう方は見てみてください!

清水さん、AYA世代でお仕事しているときに病気が見つかったという
貴重なお話をありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?