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佐渡プチ移住日記~小木の暮らし~

佐渡島にプチ移住して2カ月が経ちました。
佐渡での毎日は新発見がいっぱい!だけど、それが当たり前に変わっていった日々でもありました。
実際に”暮らし”の様子を記しておきます。

最初に

”佐渡島”と言ってもそれは東京都23区の約1.5倍とかなり面積の大きい島!
沖縄本島の次に、大きい島なのです。
そんな中で私がプチ移住先に選んだのは佐渡島の南端、「小木地域」
港町であり商人のまちでもあった小木地域。
ゲストハウスに住み込み滞在するためここを選びました。

仕事

以前の投稿(https://note.com/brave_ruff118/n/na5816e932725)にある通り、主な仕事は小木地域にあるゲストハウス華屋さんにて清掃やチェックインといった一通りの業務。
基本的には午前中3時間、9:00-12:00で行いました。
華屋は以前旅館だった建物をリノベーションして作られた場所。
木造なので掃除の際には少し気を遣う場面があったり。
また、開業して1年のためまだまだアレンジするポイントが多くあり、オーナーさんと一緒にリノベーション作業を進めました。
壁紙を貼ったり、ランプをLEDに変えて温かみのある雰囲気にしたり、ベランダを大掃除したり!
1人で黙々とすることも好きですが、一緒に作り上げていく作業はとても楽しく、華屋がより良くなる瞬間に立ち会うことができ嬉しく思います。
接客が好きな方はもちろんですが、ものづくり・場づくりといった”つくりあげる”ことが好きな方におすすめのお仕事だと思います。
加えて、ゲストさんとの会話や情報共有が楽しい!いろいろな方と出会って常に新鮮さがあります。
コミュニケーションを通して様々な発見ができるので人と接することが好きな方におすすめです。

華屋リノベ

佐渡はお米、野菜、果物、海産物と美味しいものが目白押しの地域です!!
自炊がメインですが、美味しいお店もご紹介。
買い物
主に買い物は徒歩10分ほどにある「Aコープ」か「スーパーたんぽぽ」、または個人商店の「千代富屋」さんを利用しています。
また、「小木特産品開発センター」という場があり、なんとそこにある野菜や海産物は100%小木産!!!
スーパーにも地場野菜コーナーや、海産物は”地物”という表記があったりと、地産地消の食生活を送ることができます。
お米や米粉は当然佐渡産のものがあります!
来て二週間ほど車のない生活でしたが”食”という観点においては徒歩圏内にあるので不自由なく過ごせました!
車を持ってからは直売所が併設されている、金井にある「よらんか舎」や、薬局の食材コーナーなども利用しています。

Aコープ

外食
小木には美味しいお店がいっぱい!
まだ開拓できていないところも多いですが、行ったところを紹介します。
【ご飯屋さん、居酒屋さん系】
焼き魚やお刺身など海の幸が楽しめる「まつはま」
ボリューム満点の定食や御膳がおすすめ「稲よし」
手作りのつくねを始めとする焼き鳥が絶品「串しげ」

稲よし

【カフェ系】
登録有形文化財の喜八屋旅館を活用した「喜八屋ゴローカフェ」
佐渡産のフルーツを使用したスイーツや風景をモチーフにしたドリンクが看板商品「日和山」
まち歩きにぴったりなテイクアウトおやつ、たい焼きが名物の「十千万」
などなど、他にもお蕎麦屋さんやお寿司屋さんと多様なお店があるので気分に合わせて選ぶことができます。

ゴローカフェ

地域活動

佐渡島は島全体として伝統行事や文化が残っており、地域ごとに色々な顔を見ることができるのが素敵な点です。
小木地域では、2回ほどお祭りが開かれたのでその様子をお伝えできればと思います。
1回目は6/19(日)に開催された「さざえ祭り」。
佐渡ではさざえが日常的なもの。そんなさざえをつかみ取りしたり、何店舗も出ていた屋台でご飯を食べたり、ステージでは鬼太鼓なども見ることができました。
いつも見ている公園がわいわい人でにぎわっていてお祭りってなんだか特別ですよね。
2つ目は6/30(木)に開催された「茅の輪祭り」。
この地域の氏神様である木崎神社を会場に、半年間の穢れを取るために茅の輪をくぐる行事です。
お土産として各家庭やお店に飾られる”ミニ茅の輪”作りに商工会の皆さんに参加させていただいたことも思い出です。
8月末にはこのまちにとってメインであり、花火も上がる「小木港まつり」が開催されます。
他の地域でも鬼太鼓、宵の舞、大獅子などなど、各地でこれでもか!とお祭りが開かれているのでお祭り好き・伝統芸能好きの方にとっては大満足の地です。

茅の輪祭り

小木の自然環境

冒頭でも述べたように、小木は港町ですぐそこに海がある環境です。
ずっと海に面している地形なので、海と隣り合わせで生活を送ります。
現在フェリー港がある場所を「外のマ」、以前港として機能し現在は漁港として利用されている場所を「内のマ」と言い、前者は朝日、後者は夕日をきれいに見ることができます。
特に内の閒や矢島・経島方面に向かうと、大昔の海底火山の噴火によって流れ出た溶岩が固まって形作られた地形で、黒々とごつごつした様子が見られます。
佐渡島は島全体として、多様な自然があり、私は特にお花がカラフルで素敵だなと思っています。
近くを散歩すると色々な植物を見ることができるのは嬉しいポイントです。
その地形を活かしたたらい舟やモーターボートのアクティビティがあったり、趣味でSUPなどもできるんですよ~

小木たらい舟

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小木における地域活性の動き

小木町は「伝統的建造物群保存地区」への登録を目指しています。
これは、お隣宿根木地区がすでに登録されており、統一感があり歴史を感じられるまちなみが人気の観光地となっています。
小木も西廻り寄港地として栄えた歴史があり、古い建物や珍しい建物が残っています。
その歴史的まちなみを残し、まちとしてのブランドづくりを確立するためにまちなみ保存活動が推進されている真っ最中なのです。

このように、小木地域は商店街も残っていたり、徒歩圏内で生活できる環境だと感じています。
島の面積がかなり大きいので、車があるに越したことは無いですが、想像よりも暮らしやすい、という印象を持ちました。
まずお試しで住んでみるのもいいのではないでしょうか?


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