見出し画像

プチ移住して考えたこと

佐渡に来て約2カ月。(と下書きに残して置いたら4カ月経ってました!笑えない。)
地域活性したい!と興味を持ち移り住みましたが、そこで見えてきた視点をつらつらと。(箇条書きです)

暮らしてみたらそこも日常
”地方暮らし”に対して、ある種憧れを抱いていたかも。
自然豊かで、暮らしている人と近い関係性を持って、自給自足的な生活で、面白い文化があって。。。
確かに当てはまる部分も多くあるけど、どうしても環境に慣れてしまうのが人間なのかな。
最初の1か月と次の1か月では景色の見え方や暮らし方が変化したように感じた。
どんな環境においても、自分が変わらなければ何も変わらない。(地方暮らしを通して自分を変えられるというか、、自分が地域にとって必要な人間だと思いたかった?(地域活性の仕事をしたいから)
自分から声をかけて知り合いになる、知らないお店に行ってみる、イベントに参加してみる、そういう行動を積極的にすることでより地域に入り込める、環境に入り込める、そういう部分では都会とか地方とか関係ない。
自分がどう行動するか。
どんどん日常になっていく、ある程度のライフスタイルの確立は大事だと思うけど、新鮮さを大事にしたいなあ。

どうにかしてやりたい(どうにかしなきゃ)という都会的視点
実際に地方に暮らし、現状を見てからどんな角度から地域活性に関わりたいのか考える。ということが目標でした。
”実際に暮らし”を体験できて良かったと一番思ったことはこの視点に気づけたこと。
都会で生まれ育ち、旅(短期間滞在)を通して地域と関わっていた私は「地方をどうにかして元気にしたい/してやりたい」なんて思っていたことに気づきました、、、お恥ずかしい。
そこに暮らしている人たちは自分たちの幸せを感じて暮らしているし、都会的な物質的豊かさがなくても生活できているし(こういうこと考えると「生活とは何か?」の問いにぶちあたる。)
最近耳にした、都会でコンサル経験のある人が地方に入って何とかして課題解決をしようとするモデルに違和感がある、という話、私も昔はそういう視点だったことに気付いた。
課題解決というより、うーん、地域に入り込んで見えてきたシンプルなニーズを見つけて応えていくイメージ?
そう思った理由としてある事例がある。
小木には朝食が食べられる場所がないことが課題だった。そこで、ECの期間中だけ、昔飲食店をしていたお隣のお店に頼んで朝食サービスをすることに。シンプルな和食朝食。お客様にオプションとしてご案内すると利用してくださった方がたくさんいた。「これがこうなったらいいなぁ」というシンプルな課題解決や要望に応えていくことこそが地域活性につながるのでは?と考えたり。
これはきっと現場を見たから分かったことだと思う。
コンサル的なロジカルシンキング的な思考はいらないのではないか、要望を一つ一つ達成しチャレンジしていこう。
最近”スモールビジネス”という言葉をよく聞くようになった気がする。
その名の通り、自分が無理のない範囲で回せるビジネスを行うということ。そしてこれは地方との相性がいい。そして、そんなスモールビジネスが多岐にわたり展開される地域は面白い。その理由がこの経験から分かった気がした。

ただそこにいるだけで地域活性
地方でも都会でも誰だってきっと”人財”
同じ人は一人もいないし、だからこそ生まれるアイデアや共創があると思います。
そしてそれをより強く感じるフィールドは地方!
自分という存在の貴重さが際立つ気がします。”休学中の大学生”という肩書があるせいもあるかもしれませんが。
そこで何か成し遂げることが地域活性になると考えていたけれど、その人ならではの外からの視点を持っていたり、地元の人との交流を増やしたり、まちを探検してお金を落としたり、そんな行動はまさに地域活性。
何かしなきゃ!という気持ちを持ちがちだけど、一番大事なのは地域に溶け込んで同じ目線に立つことなのかもしれません。そのためには前述した行動が大事だと思います。
それを前提として、何かやろう!という時はすごく応援してくれる雰囲気もある。

2拠点生活の面白さ
佐渡にいながらも、なんだかんだ1カ月に1回は東京に戻る生活をしていました。
佐渡の生活がどんどん日常になっていって、2か月経った頃に実家に戻るとき人生で初めて”帰省する”感覚になりました。(早い。笑)
地方暮らしがベースで、都会がサブという構造は私に合っているかもと思ったり。
佐渡という環境が素晴らしいこともあると思いますが、自然環境の豊かさ、空の広さ、食の豊かさ、消費的文化でないこと、近所の人とのつながり、などなど私にとっては居心地のいい要素が沢山あります。
でも2つ懸念点なのが冬の厳しさと仕事について。
佐渡に暮らす人はみんな「冬はしんどいよ~」と言います。笑
だからその分春の訪れが嬉しく、夏に楽しみが沢山あると思うのですが、体験してないので少し怖いです。
そして、仕事について。私はまだ学生で経済的自立をしていません。
やりたい仕事をして、そのお金で生活を送り、その段階になるとまた捉え方が変わるかもしれません。
都会でも地方でも仕事をしてみたい、というのが率直な思いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?