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子供入店拒否の話題

子連れ問題


子供の入店拒否についてネットニュースが上がっていた。
もう読みましたか?
たいした問題ではないのですが、私は何とも言えない気持ちになりました。

ニュースに書いてあったことを要約すると

家族で人気のラーメン屋に並んで待っていたが
いざ入店しようとしたときに
店員から子供の入店不可を伝えられあきらめて帰った。
納得できなかったため帰ってからそのラーメン屋に電話して
なぜダメなのか確認したが、
それでも納得できず弁護士ドットコムに相談した。
しかし法的には問題がないと回答が出た。

とのこと。

飲食店にはそれぞれ事情があります


法律的にはお店側に問題はないので
飲食店経営者として個人的に思うことを述べていきます。
(人種など差別的な要素での入店不可はだめです!)

子供不可だったり制限のある飲食店は一定数ありますね。

今回のニュースのお店ではラーメン屋ですが
ラーメン屋でもカウンターしかないお店もあれば
テーブル席主体の大型のお店もあり、お店の方針はそれぞれ違います。

きっとこのお店は小規模でカウンターメインのお店だと想像します。
お店の都合にはなってしまいますが
1人前食べられない子供が席を使ってしまうと
小さいお店では商売として成立しにくくなってしまいます。

『たった一人くらい変わらないじゃん!』
と、お客さん側は思うかもしれませんが一人認めてしまうときりがないです。
子連れのお客さんが一日に何組も来た場合大きく売り上げにかかわります。
回転の速い業態であるラーメン屋でお子様連れだと
食べ終わるまでに時間がかかって効率が悪くなるかもしれません。

もちろん上記は勝手な想像です。
こだわりのラーメン屋で子供が騒いでいるのが嫌なのかもしれません。
お店のスタンスがあるので仕方ないことだと思います。

このお客さんはどうするべきだったのか

『HPもSNSもないしどこにも子供不可って書いてなかった』
と主張しています。

この点に関しては確かにお店側は少し不親切かもしれません。
はっきり明記しておけばトラブルを避けられたかもしれないです。
(お店によっては書いてなくても察してくれ、と思う店もあるかも)

私がこのお客さんに思うことは
なんで事前に電話して確認しなかったのだろうか。

子供を歓迎しているラーメン屋はたくさんあります。
テーブル席がいっぱいで、
子供用のいすがあったり、
子供の食器を用意していたり、
キッズメニューを用意していたり。
子供を含めた家族で利用しやすいお店作りをしているお店だったら
お客さん側も気にせず利用しやすいですよね。

ラーメン屋なら大丈夫と思ったのでしょうか?

ラーメン屋以外の飲食店でも子供連れて行っていいかなーと感じるお店ってたくさんあると思います。
高級なお店や、お酒メインのお店でも同じだと思います。
ネットで調べて分からなかったら電話して確認したほうがいいと思います。

わざわざ帰ってから電話して同じことを確認する必要はないし、
弁護士ドットコムに相談するほどでもない気がします。
どうしても納得ができなかったのでしょう。
入店拒否されて、いろんなスタンスのお店があることを知ることができたので今回はいい経験になったと思えばいいのではないでしょうか?

私のお店でもたまに
どうかな??と感じるお客さんがいます。

私のお店は子供の入店はしていただいて問題ないのですが、
以前、小さいお子様連れでご来店されて
子供は家で作ってきたお弁当を店内で食べだした方がいました。
一言の確認もなく堂々と広げだしたのでびっくりしました。

どこのお店でも勝手に持ち込んで食べられると思ってるのでしょうか。
持ち込み不可のお店ってそれなりにたくさんあると思いますが

こういったお客さんは持ち込んで食べた後のごみは置いていくし、
子供用に食器を貸してほしいと言ったりすごく勝手だなーと。

私のお店ではホームページに持ち込みのことは記載してあります。
でも店内にはどこにも書いていません。

なぜ書かないかというと
いちいち書いていたらきりがないからです。
大多数の人には関係ないことを
ほんの一部の人に向けて書いてしまうと
注意書きだらけになってしまいます。

当店のスタンスとしては
一定数の人に関係しそうなことはできる限り伝わるように努力します。

価値観はひとそれぞれなのはわかっています。
考え方を押し付けはしませんし、すべての人にわかってもらうことは無理です。
でも飲食店を利用する際はお店のルールは守ってほしいです。
商売として成り立たせるために必要なこと、
お客さんに気持ちよく利用してもらうために必要なこと、
お店のスタンスによってそれぞれルールがあります。

表示していなくても飲食店で当たり前のルールってあると思います。

お客さんを攻めてるようなニュアンスの文章になってしまいましたが、
お客さんだけでなくお店側も必要のないトラブルにならないよう
少し考えてみるといいかもしれません。


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