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食べる、飲む。

東京のオフィス街、港区のとあるオフィス
PCの前でお昼を食べる
ロック画面のきれいな景色
同じテーブルに数名の社員。PCとにらめっこ。
自分は白いシャツに黒のパンツ。
パチモンのなんとかレーシングっていう椅子に腰掛けている
温めたベースブレッドのシナモン味。
1個目のカレーを食べた記憶があまりない。漫画読みながらだったから。

だから、この2個目のシナモン味はしっかり食べる。
食を意識する。ついでに、目が休まるといい。
一口あむってして、目をつぶって咀嚼する。
ベースブレッドにはなんかダイエットにもいいらしいお腹が膨らむ粒が入っているので、たまにつぶつぶがあるのがわかる。

二口目を食べようと目を開ける。
すると、周りがうっすらぼやけていて、少し緑色をしている。
それに違和感は無い。ああ、休まっているんだなと感じる。

二口目をあむってする。
目をつぶってもぐもぐ咀嚼する。
なんか確認のために目を開ける。やっぱり緑だ。
いいぞいいぞってなる。

そのあと何口も食べるんだけど、だんだん一口が小さくなる。
名残惜しいのだろうか。
最後の一口前も、ちいーっさく食べる。

最後の一口が目の前に。なんだか愛おしく感じる。
意を決してあむってする。目を瞑る
もぐもぐの手応えが少ない。いや、口応えか?なんか変な言葉。
終わってしまうんだな、という気持ちのまま、飲み込む。

飲み込んで目をあける。緑色のまどろみの中のような景色。
先ほどいた空間とは、ちょっと違う感じ。
風が涼しい。
ああ、今お昼ご飯を食べるという行為が終わったんだな、と実感する。

2Lのペットボトルのお茶を口に含む。
もう少なくなってきたから、軽々と口に運べる。
試しに口に含んでから目をつぶってみた。
もぐもぐするわけでもないが、味わおうとしたら、すぐに飲み込んでしまった。
あれ、はやいな。自分の飲み込むのが早すぎる。

もう一回口に含む。リベンジ。今後は少し多めに口に含む。
もぐもぐ、、はしないが、味わうんだ。
と思ったのに、するっと消えてなくなる。
ああ、また飲み込んじゃった。
飲み物ってすぐに飲み込んじゃうようにできてるのか。
舌が触れるときだけ味わう時間がある。
食べ物と飲み物の違いを意識した。

なんかこの一連の体験、書いたら面白いかなって思って、
すぐにPCのNOTEを開いた。
そうしたら、いつの間にか940文字くらい書いてる。
そんなもんなんだな、書くのって。いや、いい意味で。
「書く」のハードルが下がったのを感じた。




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