確証バイアス｜【メンタル・マインド】
確証バイアスについて解説していきます。
これを理解するとフラットに相場に向き合うことができます！
■ 確証バイアスとは
確証バイアスは認知バイアスの一つで、認知心理学者のペーター・カスカート・ウェイソンによって提唱された概念です。
確証バイアスとは、自分がすでに持っている先入観や仮説を肯定するため、自分にとって都合のよい情報ばかりを集める傾向性のこと。
■ 確証バイアスに陥る要素
どんな方が確証バイアスに陥りやすいのか説明していきますね！
◇ 直観で判断してしまう
人間は本能的に楽していきたいと考えます。それは常に頭を使っていると疲れるためです。
なぜなら人間が生存をするためには極力脳や身体を使った労力を使わずに生き抜くように脳が設計されているということです。
つまり、直観に反する事実を反証してまで逆の考えを持つという動作は労力であるために直観的に生きようとする心理から確証バイアスが生まれるということです。
◇ 自意識過剰
確証バイアスが起こる理由として、自意識過剰であるという点が挙げられます。
一般的に人間は自分のことが好きであると言われています。
そうでないとしても、少なくとも自身に対する評価は他人の評価よりも高い傾向にあるということが心理学的に立証されています。
つまり、自己の評価や下した判断が人より優れていると考えることが自信過剰につながり、結果的に反証する情報を信じずに確証バイアスが生まれるということになります。
■ FXへの活用
では実際FXに当てはめるとどうでしょうか？
「人は無意識のうちに、自分にとって都合の良い情報はすんなり取り入れるが、都合の悪い情報は無視しようとする」と言う事でしたよね。
例えば、
ＦＸで既に買いポジションを持っている状態で、経済指標や相場のTwitter予想を読むとします。
強気な見方を補強する記事はよしよしと好んで読む一方、下落を予想する記事はろくに読まず無視しようとします。
この後、相場が急落し、ロスカットされるような事態になりました。
ですので、先入観なしに中立の立場で評価しなければなりません。
また逆説的な記事ほどしっかりと認識する必要があるかもしれません。
ほとんどの人は多かれ少なかれ確証バイアスの罠に陥ってしまいます。
ＦＸで勝つためには、もちろん知識や技術も重要なのですが、メンタルを管理することも失敗しないためにとても重要なことです。
■ 確証バイアスの克服
どうすれば克服できるのでしょうか？
確証バイアスを克服するためには、
トレード仲間と、自分の取引について話す事です。
必ずしも同調する友人ではなく、自分とは異なる考え方、意見を持つトレーダーの方が良いでしょう。ここで話す事により、考えが変わるかもしれないし、確信を持つこともあるでしょう。
お互いアウトプットをすることで、そういう考え方もあるのかと理解することができます。
それに自分だけの枠で決めるよりも、枠を広げ大きな視野でトレードの決断を下す方が、現実を見据え、状況的に正しい判断を下せる確率が高くなります！
そして相場をフラットに見れるようになっていきましょう！
最後までご覧いただきありがとうございました。
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