見出し画像

老後友達

「老後友達」になるためにもっとも大事なものは

 学生時代や会社の仲間たちとだけ付き合っている間は、生活レベルもお給料も、もともと似通っている場合が多いので、「金銭感覚の一致」を友達の条件として考えることはあまりないかもしれません。

 しかし、老後の友人となると、それは結構大事なのではないかなと思います。

 老後にどのくらいお金に余裕があるかは、本当に人それぞれ。
 バリバリ稼いでいた人でも子どもが多かったり教育にお金がかかったりして老後に使えるお金は少ないという人もいるでしょうし、逆に、独身者で貯金をしっかりしていたりすると、使えるお金が多いということもあるでしょう。

「ちょっと食事をしよう」となった時や、趣味のイベントや旅行に出かけようとなった時に、どのくらいの金額までなら許容範囲かというのは、現役時代にも増して、切実な問題となってくるはずだと思います。

 外食は、“飲み放題3000円台”くらいまでという人と、ワイン1本1万円は当たり前という人とでは、食事にいくにもお互いに気を使ってしまうかもしれません。
 旅行に行くにも「せっかくだからもうちょっといいホテルに泊まりたいな」と思う人と「ホテル代に何万円もかけるなんて、大後悔」と思う人が一緒だとお互いに不幸です。

 ましてや、老後に残された時間は、若い頃よりも限られています。次また同じ旅先に、来られるかどうかも分からないからこそ、心から後悔なく楽しめるものにしたいという想いも強いはず。

 そういう意味では、老後は特に「金銭感覚が同じだな」と思える友達は、余計な気を使うこともなく楽ちんです。気兼ねなく一緒においしいものを食べたり、旅行に行ける友人は、大切にしてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?