見出し画像

【音楽①】唐突に曲の意味がわかる瞬間

歳を取ってくると、ある日突然、「あの時のアレってこういうことだったんだ!!!!!」と突然わかり、青天の霹靂を起こす日がある。

物事だけでなく、音楽についても同様で、名曲と呼ばれる所以がわかったり、曲の好みの変化に気付いたり、歌詞の意味がわかったり。
基本子供の頃は特に、音として聴いているので、逆に、良い曲だと思っていた曲が突如浅はかな曲に思える時もある。

この記事では、このタイプの曲で思い出せる曲が2つあるので吐き出す。

一つ目はSMAPの夜空ノムコウ。
幼少期から何度も聴いていたはずなのに、とても漫然と聴いたり歌ったりしていた。
ところが中高生くらいの時に、「あれから僕たちは何かを信じて来れたかなぁ」「つまらない常識など潰せると思ってた」という言葉が急にピンと来て、雷に打たれた日が来た。

子供の頃は、なぜ作曲家でなくスガシカオが持て囃されるのかわからなかった。なにせ子供で、曲は何故か作曲者の手柄が多くを占めると思っていた。だが、「何もかも信じられない」フェーズを迎えた時、無事に夜空ノムコウ適齢期を迎えた。あの時大人ってこういうこと考えてたんだということと、この曲がヒットしたということは、大体世間とはこんな感じで生きてるんだと少しだけわかった気がした。

あと、SMAPはファンというわけではなかったけれど、時代ごとに時代を象徴する歌を歌い、それが日本人の価値観として成立していたよな、と改めて思う。本当に直訳通りのアイドルだった気がする。

二つ目は宇多田ヒカルのIn my roomである。

私が子供の頃、宇多田ヒカルが歌番組で、「今一番気に入っている曲は?」と聞かれ、この曲を挙げたのである。確か、first loveやcan you keep a secret?とかくらいが流行った時期だったと記憶している。シングル曲でもなく、初めて聞いた時、なんと盛り上がりに欠ける変な曲かと思ったのを覚えている。宇多田ヒカルのヒット曲は結構良い曲だと思っていたが、宇多田ヒカル自身の認識とはとてもズレていたので、長らく記憶に残っていた。

あれから10年、20年くらいが経っただろうか、サブスクの時代がやってきて、何気なく曲を漁っていて、ふとIn my roomの存在を思い出して聴いてみた。
ビックリした。
In my roomは痺れるほどバリバリにカッコよかった。In my roomが良い曲だったことにも、20年近くも前の曲が令和の曲としても全然違和感がないことにも、自分の価値観が変わったことにも。

この曲を知らなかった知人に薦めたら、最近の曲だと思ったらしく、こんなにも昔の曲であることにとても驚いていた。

こんなに先見性があったら、きっとすごく生きづらかっただろうなと余計なお世話ながらに慮る。
最近の宇多田ヒカルの曲がピンと来るのは次いつになるだろうか。


文章がヘタすぎて愕然としている。何のオチもないけど、続けたら少しはマシになるかもしれないから、とりあえず投稿しておこう。

2022/07/09追記
この記事に興味を持って頂けたら、こちらも是非↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?